遊郭で人間のふりをして遊女として過ごしていた上弦の陸の1人である堕姫(だき)。
堕姫は鬼であるにも関わらず、蕨姫花魁(わらびひめおいらん)としてその美しさから京極屋で一番の遊女にまで上り詰めました。
じつは、堕姫は人間だった頃も遊郭で働いていたことがありました。
しかし、あることがきっかけで客として訪れた侍の目をかんざしで刺し、失明させています。
今回の記事は、堕姫が人間だった頃に侍の目をかんざしで刺した理由について解説していきます!
気になった方は、是非この記事を読んでみてくださいね。
堕姫がかんざしで侍の目を刺した理由とは
先ほども少し触れましたが、堕姫は人間だった頃も遊郭で働いていました。
そこで客であった侍の目をかんざしで刺して失明させるという事件を起こしてしまうのです。
その結果、堕姫は縛られ生きたまま焼かれるというあまりにもひどい報復を受けることになりました。
かんざしで刺した理由は本編では書かれていませんでしたが、ファンブックにて明らかになりました。
堕姫が侍の目を突いたのは、妓夫太郎を侮辱されたからである。
鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐
堕姫の性格から、何か気に障ることがあったのではと思っていましたが、自分の唯一の家族で大好きな兄である妓夫太郎を侮辱されたというのが理由でした。
堕姫が焼かれたとき妓夫太郎は仕事のため近くにいませんでした。妓夫太郎の強さを恐れ、彼がいない時を侍は狙ったようです。
なんと侮辱されたかは書かれていない
かんざしで目を刺した理由は妓夫太郎を侮辱したということと分かりましたが、侍がどういう風に妓夫太郎を侮辱したのかは明らかになっていません。
堕姫は「何度生まれ変わってもお兄ちゃんの妹になる」と妓夫太郎に泣き叫んでいることから、妓夫太郎が兄であり、自分が妹であるということに対して強い思いがあるように感じられます。
2人は兄妹ではありますが、見た目は全くと言っていいほど似ていません。
堕姫の容姿を褒めようとした侍が「容姿が全く似ていないから本当は兄妹でないのでは」のようなことを言って、妓夫太郎の容姿を侮辱したのではないかと思います。
そして首を斬られた堕姫は、最後に妓夫太郎と口喧嘩をしますが、妓夫太郎にある言葉を言われてから堕姫は何も言い返さず、静かに涙を流します。
お前さえいなけりゃ俺の人生はもっと違ってた
©吾峠呼世晴/集英社 コミック11巻
お前さえいなけりゃなあ!!
何で俺がお前の尻拭いばっかりしなきゃならねえんだ!!
お前なんか生まれてこなけりゃ良かっ…
堕姫は妓夫太郎の妹であることが一番の幸せであり、それを兄から否定されたことが悲しくて何も言えなくなってしまったのかもしれませんね…。
かんざしで刺すという行動をしたのは妓夫太郎の教えがあったから?
大好きな兄が侮辱されて怒る気持ちは分かりますが、堕姫はかんざしで目を刺すというあまりにも行き過ぎた行動をとりました。
それは、幼いころから堕姫を育てていた妓夫太郎が「奪われる前に奪え、取り立てろ」という教えが理由の1つかもしれません。
兄を侮辱されたことに腹を立て、堕姫はその報復としてかんざしで目を刺すという行動をとってしまのではないでしょうか。
もし妓夫太郎の教えが違っていたら、堕姫も侍の目を刺さず、2人が鬼になることはなかったかもしれませんね。
妓夫太郎の仕事をそばで見ていた堕姫は、相手に言葉で伝えるという方法ではなく、力で分からせるという方法を学んでしまっていたのかもしれません…。
堕姫は昔から暴力的な性格だった?
かんざしで目を刺すという衝撃的な行動をとった堕姫でしたが、もともと堕姫は暴力的な性格だったわけではありません。
堕姫は笑顔を見せればものを貰えるほど美しく、それを自覚してからは上手く立ち回れるようになっていました。
そんな堕姫が感情に身を任せて行動すると言ったとは考えにくいため、妓夫太郎を侮辱されたことが堕姫にとってよっぽど許せなかったのでしょう。
まとめ
堕姫がかんざしで侍を刺した理由について考察しました。今回の内容をまとめると…
・侍の目を刺したのは兄、妓夫太郎のことを侮辱されたため
・はっきりとは書かれていないが、妓夫太郎の容姿について侮辱された可能性が高い
・それまでの堕姫は自分の美しさを自覚して上手く立ち回っていた
目をかんざしで刺すことはもちろんやってはいけないことですが、大好きな兄を侮辱されて取った行動だったと分かると何とも言えない気持ちになります…。
そしてこの事件をきっかけに、ふたりの運命は大きく変わっていくことになるのでした。
それでは、今日はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました!
関連記事