- 冨岡義勇さん、端正なお顔で強くてかっこいい!
- でもなんだか柱の中では浮いてるみたい……?
- クールでかっこいい冨岡義勇さんの過去が知りたい!
先日行われた鬼滅の刃人気投票では2位を獲得した冨岡義勇。
公開中の映画「鬼滅の刃」ではあまり出番がありませんでしたが、今後の活躍が期待されますよね。
そこで今回は、冨岡義勇の幼少期について掘り下げていこうと思います。
アニメ・映画派の方はネタバレ注意です!
鬼滅の刃:冨岡義勇のプロフィール
冨岡義勇は二十一歳。高い戦闘能力を持ち、水柱を拝命しています。
しかし柱としての姿勢はあまり積極的ではなく、「俺は柱じゃない」と発言したり、柱同士の会話を「俺はお前たちとは違う」と切り捨てたりしています。
そのせいもあってか、同僚受けはあまりよくないようです。
ファンブックには「風柱:不死川実弥と蛇柱:伊黒小芭内に嫌われている」とあります。
胡蝶しのぶにも「あなたは嫌われているから」と指摘されたことがありますね。
義勇は「俺は嫌われてない」と返していますが、しのぶさん、はっきり言いますね……
ですが義勇の自分勝手ともいえる行動には、理由がありました。
冨岡義勇の幼少期① 姉を鬼に殺された過去
冨岡義勇の出身は東京・野方。
早くに両親をなくし、両親の遺産で姉の蔦子(つたこ)と二人で暮らしていました。
義勇が十三歳のとき、姉の蔦子に縁談が。
しかし祝言の前夜、義勇の家は鬼に襲われてしまいます。
蔦子は義勇を隠して鬼から弟を守り、鬼に殺害されてしまいます。
冨岡義勇の幼少期② 精神病院に入れられそうになり、逃走
義勇は大人たちに真実を語りますが、大人は義勇が蔦子をなくしたショックでおかしくなっていると判断。
鬼が出たと信じてくれる人はいませんでした。
遠縁の精神科に入院させられそうになった義勇ですが、隙をついて逃走。
山の中を彷徨い、行き倒れていたところを猟師に見つかり、師・鱗滝(うろこだき)に保護されます。
同い年の少年:錆兎(さびと)とともに鬼殺隊士になるための修行を積むことになります。
ただでさえお姉さんを亡くしているのに、信じてもらえないなんて……
ショックだったでしょうね。
育手である鱗滝さんに出会えて本当によかったです。
冨岡義勇の幼少期③ 親友:錆兎を最終選別で失う
錆兎は父親を鬼に殺された少年。
男気あふれる少年で、同い年の義勇とはすぐに仲良くなりました。
単行本15巻のおまけスペースには、幼い義勇と錆兎が満面の笑みで映っている絵があります。
無表情がトレードマークのようになっている義勇ですが、この頃は笑えたんですね……
時が経ち、義勇・錆兎は鬼殺隊士になるための最終選別に挑みます。
義勇は最初に交戦した鬼に手傷を負わされてしまいます。
錆兎はそれを助け、義勇を選別参加者に託すと、別の者を助けるために行ってしまいます。
彼の戦闘力は凄まじく、結局放たれていた鬼の殆どを倒してしまいました。
しかし、鱗滝に捉えられ怨みを持つ鬼・手鬼に狐の面をつけていたことで気付かれ、錆兎は殺害されてしまいます。
友人をなくしたショック、何もできなかった自分への罪悪感から、選別を突破したはずの義勇は、「俺は鬼殺隊士にふさわしくない」との思いを抱くようになります。
厳しい鍛錬と戦闘の末、柱として認められるに至っても、その思いは変わりませんでした。
「俺はお前たちとは違う」という発言は、おごりゆえではなく、逆に自分を卑下するゆえの発言だったのですね。
不死川実弥あたりには、思いっきり誤解されていますが……
言葉が足りない不器用さも冨岡義勇の魅力の一つですが、流石に説明がへたすぎる気がします。
冨岡義勇はどうやって過去を乗り越えたのか?
原作15巻にて、義勇の過去を聞いた炭治郎は悩みます。
ようやく出てきた言葉は、これでした。
「義勇さんは錆兎から託されたものを繋いでいかないんですか?」
その言葉に、義勇は殴られたような衝撃を受けます。
それは、かつて姉が死んだことを嘆いたとき、錆兎にかけられた言葉と同じでした。
「自分が死ねばよかった」と告げた義勇を平手打ちにしたのち、錆兎が告げた言葉はこうでした。
「姉が命をかけて繋いでくれた命を、おまえも繋ぐんだ」
炭治郎の言葉に大切な記憶を思い出した義勇は、柱稽古に参加することを決意するのでした。
繋いでいくことを決意し、炭治郎を守ろうと決めて。
遂に過去を乗り越えた冨岡義勇:水柱としての自覚と誇り
無惨との戦闘終盤。
激しい連戦に義勇の握力は限界を迎え、ついに刀を手放してしまいます。
その時助太刀に入ってくれたのは、ずっと仲間だと思えなかった柱のメンバーたちでした。
伊黒小芭内と悲鳴嶼行冥が無惨からの攻撃から庇い、不死川実弥が新しい刀を投げてくれます。
それを受け、義勇はもう一度発奮。こうひとりごちます。
「まだやれる! しっかりしろ!」
「最期まで水柱として恥じぬ闘いを!」
ずっと柱であることを受け入れられなかった義勇が、初めて水柱としての誇りを受け入れた瞬間でした。
「遅いよお〜……」と言いながら、嬉しくて泣いてしまいました。
ずっと自分を責めてきた義勇が、漸く、ようやく水柱としての自分を受け入れることができた。
本当に嬉しく、ファンとして誇らしかったです。
まとめ
- 義勇は幼少の頃、鬼から自分を守った姉を殺されている
- 鱗滝のもとで錆兎と友人になったが、錆兎は最終選別で殺されてしまった
- 辛い過去から自分に自信を持てなかった義勇だが、炭治郎や他の柱たちとの共闘を経て、最後には水柱としての誇りを得た
いかがでしたでしょうか。
「鬼滅の刃」原作は完結しましたが、鬼滅の刃はまだまだ終わりません。
今後義勇の過去についても映像化されることが期待されます。
アニメ・映画派のあなたも、原作派のあなたも、楽しみに待ちましょうね!
私は今から待ちきれません!
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