鬼滅の刃、映画無限列車はBGMに注目!各シーンのBGMを解説します。

映画・劇場版

大ヒット公開中の映画、「鬼滅の刃 無限列車編」。

その勢いは止まらず、興行収入は400億円を突破しました!

引き込まれるストーリはもちろん、声優さんたちの迫真の演技、美しい映像…魅力を上げたらキリがありませんが、BGMに注目されたことはありますか?

映画を見ていると映像に集中してしまいがちですが、実はBGMが映画の迫力やキャラクターの心情を巧みに表現しているのです!

ここでは私が心を揺さぶられたBGMをご紹介していきます。

映画を見る前にこの記事を読めば、さらに映画の世界に入り込むことができますよ。

※ストーリーの流れに合わせて説明するので、映画のネタバレを含みます!!

映画【鬼滅の刃】始まり~夢の中までのBGM

©吾峠呼世晴/集英社 コミック7巻

はじめに紹介するのは、映画のはじめ~車掌さんが切符を確認した後に出現した鬼と戦うシーンまでです。

列車に乗り込み、炭治郎たちが煉獄と合流する

列車に乗り車内を歩くシーンで実は映画の主題歌「炎」がアレンジされています。

映画のBGMとして使用されるとは思っていなかったので、初めて映画を見た時は驚きました!

そしていきなりの「うまい!!」と煉獄が叫ぶシーンで曲の雰囲気がガラリと変わり、少し不穏な曲調になります。

まさにこれから映画が始まるということを表現されています。

実は炎は作中でBGMとして何度か使用されているので、是非探してみてくださいね。

煉獄の戦闘シーン

車掌さんに声をかけた時にBGMが流れるのですが、おそらくこちらが煉獄の戦闘シーンのBGMです。

中低音の金管楽器が本当にかっこよく、炎がゆらゆらと燃えているようなイメージの曲です。

壱の型「不知火」の時に炎の効果音も大迫力なのですが、その迫力をさらにBGMが盛り上げています!

2体目の鬼を倒したシーンで音量がぐっと上がるのですが、鬼の体が崩れていくシーンでは音量が抑えられていて、もう鬼はすべて倒して戦闘が終わったということが分かります。

無意識領域に三つ編みの女の子が侵入してきたシーンでも使われていたので、煉獄にとってはあそこのシーンも戦いだったんだなと思います。

きつね
きつね

ちなみに私は煉獄が推しなので、この戦闘シーンのBGMが1番好きです(笑)

夢の中でのBGM

©吾峠呼世晴/集英社 コミック7巻

次に紹介するのは、魘夢(えんむ)によって眠らされたときの夢のBGMです。

幸せな夢のはずなのに、炭治郎と煉獄の夢が切なく、2人の心情を表現しています。

炭治郎の夢

炭治郎の夢の中では、切ないゆっくりとしたピアノのメロディーが印象的です。

これが夢の出来事だと気づき、家族を置いて走り去るシーンでは、ピアノ以外の楽器も加わり、ずっとここにいたいけど自分は行かなければいけないという炭治郎の辛い思いが表現されています。

また、炭治郎の夢ではいきなりBGMがなくなるシーンが数多くあるのですが、そのタイミングがすごくグッときます。

きつね
きつね

無音になるシーンは数多くありますが、花子と茂を見つけた時にBGMが止まり、2人に駆け寄る場面では涙が止まりませんでした…

煉獄の夢

炎がBGMで流れると先ほど言いましたが、こちらのシーンでも使用されています。

父親に柱になったことを報告した後、駆け寄ってきた弟に語りかける時にピアノの炎が流れます。

柱になっても父に認めてもらえなかった悲しさと、それでも自分は前を向くという煉獄の姿がまさに炎の歌詞通りで、BGMで使用されていて心が揺さぶられました…。

きつね
きつね

炎のBGMが終わった後に煉獄がいつもよりも小さな声で言う「寂しくとも!」のセリフが切ない…BGMの使い方が本当にキャラクターの心情を表していると感じたシーンです。

魘夢(えんむ)戦のBGM

©吾峠呼世晴/集英社 コミック7巻

夢から覚め、炭治郎と伊之助は汽車と合体した魘夢(えんむ)の首を探し、一方車内では善逸、禰豆子、煉獄が魘夢(えんむ)の攻撃から乗客を守るために戦います。

ここではSNSで話題になったものや、私が印象に残ったBGMを紹介します。

禰豆子を助ける善逸

禰豆子が鬼に捕まり、ピンチのシーンで善逸が登場して急にBGMがガラッと変わります。

リズムを刻み、技を出したときの金管楽器がとにかくかっこいい!!

もう何度も映画を見に行っていますが、このリズムが始まると毎回ワクワクします(笑)

ここのBGMは特に人気で、SNSでも話題になりました。

また、早いリズムのBGMなのに禰豆子や切られた鬼の破片はスローモーションになっていて、善逸の技の速さが表現されています!

消えていく魘夢(えんむ)

炭治郎に首を斬られて魘夢(えんむ)が消えていくシーンでは、なんとも切ないBGMが流れます。

魘夢(えんむ)は人間だった頃から最低なことを繰り返していたと映画の入場者特典の0巻にも書かれていたので、まさかこんなに悲しい雰囲気のBGMだとは思っていなかったので印象に残りました。

体が崩壊し、やり直したいと繰り返す際にBGMが大きくなり、魘夢(えんむ)が負けて悔しかったという気持ちを連想させます。

猗窩座(あかざ)戦のBGM

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

映画で1番の見せ場ともいえる猗窩座(あかざ)とのシーンはBGMがとにかくかっこいいです!!

私が特にかっこいいと思ったシーンをご紹介します!

猗窩座(あかざ)登場シーン

こちらもSNSで話題になったBGMの1つですね。

突然の低音からの迫力あるギターの音と共に登場する猗窩座(あかざ)のシーンはかっこいいですよね…

今までギターが全く使われていなかったので、ここのBGMで雰囲気が一気に変わります。

急にロック調になったので、初めて映画を見た人でも印象に残るBGMだと思います。

公式の映画PV第2弾でも使用されていますね!

きつね
きつね

今までのBGMの雰囲気とは全く違う雰囲気です…上弦の鬼の登場ということもあり、これまで戦ってきた鬼とは別格の強さを持っている!という感じがします。

煉獄 VS 猗窩座(あかざ)

2人の戦いは迫力満点で、映像に意識を集中してしまいがちですが、是非BGMにも注目してほしいです!

はじめは猗窩座(あかざ)の戦闘テーマBGMが流れているのですが、少しするとBGMが煉獄の戦闘テーマBGMに変わっているんです!!

交互に流れるBGMを聞いて感動していると、中盤では2人の戦闘テーマが合体したBGMが流れます…!

まさに伊之助が言っていた『あの2人の周囲は異次元だ』という空間を演出しています。

特に炎虎と乱式がぶつかり合うBGMがかっこいい!!

炎の呼吸 奥義 玖ノ型 煉獄 VS 破壊殺 滅式

煉獄が呼吸を整え、玖ノ型の構えの時にパイプオルガンの迫力ある音が入ります。

そこから金管楽器が加わり技がぶつかり合います。

ここからさらにBGMが盛り上がるのかな?と思ったのですが、そこからは2人の声と、煉獄が猗窩座(あかざ)を斬る音のみの演出になります。

あんなに迫力があるシーンなのに、あえてBGMを無くす演出が最高です…!

戦いの後のBGM

©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻

太陽が昇り、猗窩座(あかざ)が逃げてしまい最期に煉獄が炭治郎へ想いを託します。

恐らく涙腺が大変なことになっている人がほとんどだと思いますが、煉獄の言葉をしっかりと聞きながらBGMにも耳を傾けてみてください。

煉獄が想いを炭治郎へ託す

父や弟への言葉を伝える際は切ないBGMが流れ、少しずつ煉獄が死に近づいているのを感じます。

しかし、炭治郎へ自分の想いを伝えるシーンでは切なさを残しつつ、少しずつ明るい曲調へと変化していきます。

そして炭治郎、伊之助、善逸に対して言葉を届ける場面では悲しいだけでなく、3人の道筋を照らすかのように優しいBGMが流れます。

きつね
きつね

ただでさえ涙で顔がぐちゃぐちゃになっているのに、ここのBGMが本当に切なくて優しくてさらに涙が止まらなくなります…そこからさらに亡くなったお母さんが現れてもう涙腺がとんでもないことになります…

鬼滅の刃、映画BGMまとめ

シーン別にBGMを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

映像や音声だけでなく、BGMでもキャラクターの心情が表現されています。

1回目は映像とストーリーを楽しみ、次はBGMを目当てに映画館に行くのも楽しですよ。

私は一度IMAXで鑑賞したのですが、さらに迫力ある音を楽しむことが出来ましたので、もし近くにIMAX対応の映画館がある方は、是非IMAXの映画館に行ってみてください。

3月下旬にドルビーシネマでも公開されましたが、BGMがさらに迫力ある音でクリアに聞こえました!劇場はあまり多くはありませんが、お近くにある方はこちらも体験してみてくださいね。

まだまだ勢いが止まらない映画、鬼滅の刃 無限列車編。

映画館ならではの大迫力BGMを感じてみてください!

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