鎹鴉(かすがいがらす)が言ってた、
“無限列車(むげんれっしゃ)”っていうのに乗れば、煉獄(れんごく)さんと会えるはずなんだけど。
みなさん【鬼滅の刃】日々感じてますか?
心をド派手に燃やしてますか?🔥
さて、今回の記事は、【鬼滅の刃】に登場する[無限列車]に注目したいと思います!
題して、
【鬼滅の刃】
無限列車はどこに向かっている?
炭治郎たちが乗った
無限列車の行き先は?
として【鬼滅の刃】[無限列車]は「どこに向かっているのか?」についてご紹介します。
画面に[全集中!]でお付き合いください。
【鬼滅の刃】”無限列車”は、どこに向かっている?
この土地の守り主(ぬし)かもしれないだろう。(キリリ)
いや、汽車(きしゃ)だって
言ってるじゃんか。列車わかる?
乗り物なの、人を運ぶ。
この田舎者(いなかもん)が。
蒸気機関車(じょうききかんしゃ)という乗り物を見たことがない、嘴平伊之助(はしびらいのすけ)と竈門炭治郎(かまどたんじろう)。
「これだから田舎者は」とツッコミを入れる、我妻善逸(あがつまぜんいつ)。
かまぼこ隊は、先に“無限列車”に乗り込んでいるという、[炎柱(えんばしら)]煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)と合流すべく、“無限列車”へと乗り込んだ―――。
蒸気機関車とは?
蒸気機関車(じょうききかんしゃ)とは、蒸気機関を動力とする機関車のことである。
Wikipedia‐蒸気機関車‐
日本では Steam Locomotive の頭文字をとって、SL(エスエル)とも呼ばれる。また、蒸気機関車、または蒸気機関車が牽引する列車のことを汽車とも言う[注釈 1][注釈 2]。また、明治時代には蒸気船に対して陸の上を蒸気機関で走ることから、「陸蒸気」(おかじょうき)とも呼んでいた。第二次世界大戦の頃までは「汽罐車」(きかんしゃ)という表記も用いられた(「汽罐」はボイラーの意)。
『Steam Locomotive』(スチーム・ロコモーティブ)、略して「SL」。
- 『Steam』は「蒸気」「水蒸気」、
- 『Locomotive』は「機関車」「原動力」
などを意味するそうです。
蒸気機関車(SL)の仕組み
蒸気機関車(SL)は、石炭を燃やして、水を沸騰(ふっとう)させて、発生した「蒸気」の力を利用して、車輪を動かしているそうです。
発明した人すごいですね!
蒸気機関車を発明(考案)した人
- ジョージ・スチーブンソン
- リチャード・トレビシック
蒸気機関車(無限列車)を初めて見た、伊之助と炭治郎の気持ちもわからなくはないですね。
車体は大きいし「シュッシュッポッポ」と音も鳴るし、汽笛(きてき)の「ポー」も圧巻ですし。
日本の蒸気機関車の歴史
- 日本では1872年(明治5年)、5月、東京品川~横浜間が仮開業(試運転)。
- 同年の10月14日、東京新橋駅(現在の汐留(しおどめ)地区にあった旧駅)と、横浜駅(現在の桜木町駅)を結ぶ鉄道(29キロ)が開業。
これ以降、日本の鉄道網は徐々に拡大していったとされる。
- 当初は国の財政難もあり、国が運営する鉄道(国鉄)だけでなく民間運営の鉄道(私鉄)の整備も進むも、全国的なネットワークを構成する幹線鉄道は国が運営すべきとの論調が高まり、1906年(明治39年)から1907年(明治40年)にかけ、おもだった私鉄は国有化された。
- こうして大正時代には、全国のおもな都市を結ぶ国鉄線のネットワークが、四国を除いてほぼ完成の域に達し、長い距離を走る列車も多数運転された。
蒸気機関車の最高速度
当時の蒸気機関車は、最高速度が200㎞/h以上の新幹線のようなものはまだなく、せいぜい90㎞/hくらいしか出なかったそうです。
ちなみに、
- 日本の蒸気機関車の最高速度は、129㎞/h。<1954年(昭和29年)>。
- 世界の蒸気機関車の最高速度は、202.7㎞/h。(イギリス)<1938年(昭和13年)>。
当時の日本の蒸気機関車の速度が90㎞/hで走行していたとして、アニメオリジナル【鬼滅の刃】無限列車編[第1話]煉獄杏寿郎のワンシーンで、煉獄さんは両手にお弁当を持ったまま、走行中の列車から飛び降りた場面が思い浮かびました。
煉獄さんだからできることですね。
“無限列車”のモデルとなったのは「8620」
- 【鬼滅の刃】に登場する“蒸気機関車(SL)”は、国鉄8620形の蒸気機関車がモデルではないかと言われています。
- 『8620形』の愛称は「ハチロク」と呼ばれているようです。
- 「ハチロク」と呼ばれた『8620形』は、輸送量がやや少なめの急行列車向けに開発された蒸気機関車です。
炭治郎たちが乗り込んだ”無限列車”は、夜行の急行列車だったのかもしれません。
蒸気機関車(SL)・3等車と料金
“無限列車”の切符(きっぷ)には、『東京夢限』の文字の横に『三等』と書いてあります。
炭治郎たちが乗っていたのは3等の列車です。
大正時代の旅客列車は3等級制で、2等車はいまのグリーン車、3等車はいまの普通車に相当します。
1等車は、強(し)いていえば、”グランクラス”といえるでしょうか。
- 1等車:皇族・地位の高い政府役職
- 2等車:経営者・大企業管理職
- 3等車:お金に余裕がある一般階級
当時は、長時間走る列車が多かったこともあり、列車によっては、3等車のほか1等車や2等車、そして寝台車(しんだいしゃ)も連結されていたようです。
ボックスタイプの座席
【鬼滅の刃】で描かれている「無限列車」の車内は、4人掛けと思われる”ボックス席”が通路の両脇に配置(はいち)されており、背もたれは、垂直(すいちょく)に固定されていて、リクライニングしない(後ろに倒せない)タイプです。
これは、当時の3等車とよく似ています。
このタイプの座席は、いまもJRの普通列車などで見られますが、大正時代の3等車は、特急や急行列車でもボックス席が一般的でした。
運賃と料金
「汽車時間表」1925年(大正14年)4月号によると、急行列車・3等車は[東京~大阪]間で合計7円9銭。
当時の大卒初任金(50円)を基準に現在の貨幣(かへい)価値に換算(かんさん)すると、3万円弱といったところでしょうか。
現在の[東京~大阪]間なら、東海道新幹線「のぞみ」普通車指定席で14,720円でした。
現在の約倍の運賃、大正時代の方が料金が高かったことがわかります。
ちなみに、特急列車の1等寝台車で[東京~大阪]間を移動すると、最大で31円65銭で、現在の貨幣価値なら約13万円…だったようです。
駅弁の起源
煉獄杏寿郎が大量に買った駅弁の起源は、諸説ありますが、遅くとも1885年(明治18年)に、最初の駅売弁当が誕生したようです。
無限列車はどこに向かっている?<みんなの考察>
他の方(サイト)でも考察しているように、結論から言うと、無限列車の行き先は「大阪」または「関西方面」だったのではないかと言われています。
また、アニメだけですが、(原作にはなかった)鎹鴉(かすがいがらす)が、
朝ダァ!起キロォ!
無限列車ノ被害拡大ィ!
40名以上ガァ行方不明ィ!
煉獄杏寿郎ト合流セヨォ!
タダチニ西ヘ向カエェェ!!
と、「西へ向かえ」と言っていることから、「関西方面」の”東海道線”が有力ではないかということです。
さらに、当時の時刻表を見ると、炭治郎たちが乗ったとされる、3等車で、出発した場所や時刻が合致するものがあったようです。
つまり、
無限列車の行き先は
「大阪」または「関西方面」。
考察した人もすごいですが、細かいところまで設定されてる、ワニ先生(吾峠呼世晴先生)にも度肝(どきも)を抜かれました。
無限列車はどこに向かっている?<私個人の考察>
恐(おそ)らく、他のみんなが考察したように、「大阪」または「関西方面」に向かったという説が有力ですが、私は、いろんな人の考察を見る前は、次のように思っていました。
“無限列車”という名前から、無限(∞)の形をした線路をぐるぐる走行、つまり、環状線を8の字にした線路なので、[東京発→東京着]で、無限列車の行き先は”無限”に「東京」。
また、【鬼滅の刃】公式ファンブックの最後の方に、「無限列車記念乗車券」がおまけ?として”無限列車”の切符が、付録としてあるのですが、「東京夢限」「三等」と書かれた左側に「表面太線区内間ノ一駅行キ」「無期限有効」「下車前途無効」と書かれています。
この「表面太線区内間ノ一駅行キ」に書かれた場所は、「東京夢限」のみだけ。
鎹鴉(かすがいがらす)の「ただちに西へ向かえ」という指示は、「蝶屋敷(胡蝶しのぶの屋敷)から、西(東京駅)に向かえ」ということであって、電車に乗ってからは、指示がないので、”無限列車”で西に向かったとも考えられない。
つまり、無限列車の行き先は、東でも西でもなく、無限に「東京」だったのではないかと、他の方の考察を見るまで、私は考えてました。
下弦の壱(かげんのいち)・魘夢(えんむ)からすれば、強くなるためには人間を喰(く)うことであって、行き先はどこでもよくて、時間稼ぎができて、人が多く集まり、一気に多くの人を喰らうことができることを考えた結果、乗り継ぎなしの(乗り継ぎさせない)、1本(線)で行ける、無限∞につづく、(ある意味環状線の)蒸気機関車に目を付けたのではないかと思いました。
まとめ
今回は、【鬼滅の刃】無限列車はどこに向かっている?炭治郎たちが乗った無限列車の行き先は?として【鬼滅の刃】「無限列車はどこに向かっているのか?」についてご紹介しました。
みなさんは、無限列車はどこに向かっていると思いますか?
どれが正解でどれが違うではなく、いろいろと「こうじゃないか?」「ああじゃないか?」と、考えられるので、いろんな考察ができる【鬼滅の刃】がたまらなく愛おしいです。
そういえば、
伊之助と炭治郎は、“無限列車”に乗るまで、「列車」のことは「この土地に統(す)べる者」「“守り主”じゃないか」と言っていたのに、
中盤あたりの「鬼の急所はどこだ?」という場面で、
石炭が積まれてる辺りだな!
そうだ!
と言う会話での疑問。
- 炭治郎と伊之助に「列車」のことや、「列車」の仕組みを教えてあげたのは誰なのかな?って。(笑)
- 伊之助は漆ノ型(しちのかた)で「石炭」を見たのかな?
- そもそも「石炭」のことを伊之助は知ってたのかな?
今回はここまでです。
(疑問を残したまま去る(。-人-。)ゴメンネ)
最後まで[全集中!]でお読みいただきありがとうございました!
それではまた、無限列車の行き先がわかるその時まで。
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