【胡蝶しのぶ】炭治郎の呼び方の変化。物語の進行と共に炭治郎の呼び名はどう変わっていったのか?

胡蝶しのぶ(こちょう しのぶ)

蝶のような身のこなしで毒を鬼に注入する蟲柱・胡蝶しのぶ。

穏やかで優しい口調と笑顔を見せながら、辛辣な言葉を発する毒舌な一面も。

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

じつは物語の進行と共に、しのぶの竈門炭治郎への呼び方が徐々に変化しているんです。

そこで今回は、胡蝶しのぶの炭治郎の呼び方の変化ついて考察していきたいと思います。

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胡蝶しのぶの炭治郎の呼び方

胡蝶しのぶは上記のように、炭治郎の呼び方を徐々に変えています。

呼び名を変えていった胡蝶しのぶに、どのような心情の変化があったのでしょうか。

順番に追っていきたいと思います。

①坊や(ぼうや)

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻

那田蜘蛛山での下弦の伍・累の討伐後、鬼の禰豆子を連れている炭治郎に向け、しのぶが攻撃を仕掛けます。

その時の炭治郎の呼び名は「坊や」でした。

炭治郎としのぶの初対面の場面です。

しのぶは炭治郎より3歳年上です。

しのぶは、炭治郎が隊服を着ているにも関わらず、何もわからない男の子が鬼と知らずに連れているという認識を持ったようですね。

炭治郎が妹だと告げた後の、しのぶの「ではー 苦しまないように優しい毒で殺してあげましょうね」と冷酷な言葉を目が据わりながら伝えている場面は、見ていて思わずぞわっとしてしまいます。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻

鎹鴉からの伝令で、鬼殺隊本部へ連れていかれた炭治郎と禰豆子。

炭治郎は、突然、知らない人たち(柱の面々)に囲まれ戸惑います。

しのぶ:ここは鬼殺隊の本部です あなたは今から裁判を受けるのですよ 竈門炭治郎君

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻

それぞれの柱が次々と自身の見解を口にする中、しのぶは炭治郎に「 竈門炭治郎君 」と、フルネームで呼びかけるも、また坊や呼びに逆戻り。

そのご、しのぶは鎮痛剤入りのお水を飲ませてあげたり、炭治郎に優しく接する場面も。

炭治郎の本名がわかったものの、まだ、あくまでも、何もわからない鬼殺隊の後輩という感じで接している様子が伺えます。

②竈門君(かまどくん)

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻

風柱・不死川実弥が、禰豆子が人を襲うことを証明すると自分の稀血を禰豆子の箱に垂らし挑発します。

それを阻止しようとする炭治郎。

蛇柱の伊黒小芭内が強く押さえ込んで、息ができなくて苦しむ炭治郎にしのぶが声をかけました。

このとき、しのぶは「竈門君(かまどくん)」と名字で呼んでいます。

この場面の前に、お館様から、炭治郎の師範の鱗滝左近次からの手紙や、鬼舞辻無惨との遭遇の話などもされています。

炭治郎を仲間として受け入れ始めているような印象を受けます。

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

お館様:炭治郎の話はこれで終わり 下がっていいよ そろそろ柱合会議を始めようか

しのぶ:でしたら竈門君は私の屋敷でお預かり致しましょう

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻

実弥の挑発に乗らず、プイッとそっぽを向き、人を襲わない証明ができた禰豆子。

お館様は、炭治郎に、禰豆子と炭治郎が鬼殺隊として十二鬼月を倒し皆に認められるように伝え、その場を収めました。

しのぶの私邸である蝶屋敷は負傷した隊士の治療所として開放しています。

しのぶは負傷している炭治郎をすぐに引き受け、優しい先輩の一面も。

③君(きみ)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

しのぶ:もしもし 頑張ってますね お友達二人はどこかへ行ってしまったのに

一人で寂しくないですか?

炭治郎:いえ!できるようになったらやり方を教えてあげられるので!

しのぶ:君は心が綺麗ですね

炭治郎:あの どうして俺たちをここへ連れて来てくれたんですか?

しのぶ:禰豆子さんの存在は公認となりましたし 君たちは怪我も酷かったですしね

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻

全集中の呼吸を四六時中やれるように頑張る炭治郎でしたが、なかなかできません。

まずは瞑想で集中力をあげようと、屋根の上で目を閉じていると、しのぶが現れます。

しのぶは、自分の屋敷へ炭治郎達を招き、様子を見るにつけ、炭治郎の誠実でまっすぐな性格、訓練に熱心に励む姿を見て、信頼の気持ちが湧いてきたようです。

「君(きみ)」という表現に尊敬の意を感じます。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻

さらに自分の夢を炭治郎に託したいとまで言います。

相当な信頼を抱いている様子が伺えます。

そのくらい、炭治郎の訓練への本気から、有言実行できる力と信頼や期待を得たのでしょう。

④炭治郎君(たんじろうくん)

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻

しのぶは、炭治郎からいつも怒っている匂いがしていると言われ、鬼に最愛の姉を惨殺されたことを話し始めます。

優しすぎる姉は炭治郎と同じように鬼に同情していたこと、鬼を哀れんでいたことを告げます。

ここから、しのぶは炭治郎のことを「炭治郎君(たんじろうくん)」と名前で呼びはじめます。

ここで、いよいよ名前に君付けで呼びかけています。

しのぶの亡くなった姉に似た、優しい心を持つ炭治郎に共感している様子です。

自分も姉を守り抜きたかったけれど、叶わずだったから、炭治郎には禰豆子を守り抜いて欲しいと希望を託しています。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻

全集中の呼吸を長くできるようになり、訓練をクリアした炭治郎。

すっかり追い抜かれてしまった善逸と伊之助をしのぶは毒舌交じりで励まします。

自らの努力で、全集中の呼吸を会得した炭治郎を讃えながら、同志としての気持ちを込めての”炭治郎君”です。

すっかり打ち解けて、初対面のあのぞわぞわ感は一掃しています。

⑤竈門君・炭治郎君

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第7巻

炭治郎は、蝶屋敷での訓練を終え、任務へと向かう為、しのぶに体調の最終チェックをしてもらいます。

そして、”ヒノカミ神楽”について聞いてみます。

この場面では「竈門君(かまどくん)」と名字で呼んでいます。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第17巻

最期となる童磨との戦闘シーンではまた炭治郎君(たんじろうくん)に戻っていますが、すでに信頼関係が築けているので、ここからは、名前読みか苗字読みかの違いにはあまり深い意味合いはないように感じます。

姉を惨殺した宿敵、上弦の弐・童磨との死闘の最中、しのぶは、あの屋根の上での夜、炭治郎にかけられた言葉を思い出していました。

しのぶは、この後、童磨の体に高濃度の藤の花の毒が回っている自分の体を喰わせることによって、討伐の機会を作る計画を実行します。

その計画実行の時に思い出したのも、自分の思いと夢を託した炭治郎のことでした。

まとめ

初対面は、何もわからない坊やだと思っていた少年が、自ら努力を重ね、鍛錬をする姿に、しのぶの炭治郎を見る目も変わっていきました。

それと同時に、炭治郎の呼び方にも変化が現れていたんですね。

最後には、同じ志を持つ同志として、とても深い信頼関係ができていました。

それぞれのキャラクターが抱える苦悩もまたそれぞれです。

コミックや映画、アニメなど、引き続き、鬼滅の刃をお楽しみ下さい!

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