「鬼滅の刃」で、元忍で派手好き、長身イケメンで人気の音柱・宇髄天元。
主に遊郭編で活躍する柱ですが、戦闘中に放つ会話の中で、口癖のように連発する言葉があります。
今回は、天元の口癖『派手』と言った18個のセリフ、その裏に隠された本心まで考察していきたいと思います。
随天元の口癖『派手』が入った18個のセリフ
作中、とにかく、天元の会話の節々に面白いほど出てきますので、カウントしながら見ていきましょう。
1~4回目
ならば俺が派手に頸を斬ってやろう
誰よりも派手な血飛沫(ちしぶき)を見せてやるぜ
もう派手派手だ
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻 第45話
天元の物語上、初登場シーンです。
早速、連呼してますね!!
5回目
口先だけでなくド派手に証明してみせろ
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻 第45話
”ド派手”は、天元の中で、”派手”の最大級なのでしょう。
豪快な天元には似合っている言葉ですね!
6回目
俺も派手に反対する
鬼を連れた鬼殺隊員など認められない
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻 第46話
決めセリフのようです!
自信に満ち溢れている堂々とした姿も凛々しいですね。
7回目
血管が破裂!!
いいな 響き派手で!!
よし行け 破裂しろ
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第6巻 第47話
高揚している様子です。
天元が派手と感じるものなら何でも好きという感じですね。
8回目
俺は”元忍”の宇髄天元様だぞ
その界隈では派手に名を馳せた男
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻 第70話
決めセリフパート2(笑)
自分の名前に”様”までつけられるのは、相当な自信があるか、逆に自信がないのか。
後々、その辺りに関しては言及したいと思います。
9回目
日本一色と欲に塗れたド派手な場所
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻 第70話
派手を強調したい時も、”ド派手”を使うようですね!
10回目
派手を司る神…祭りの神だ
その場にいた善逸が”アホだな アホを司ってるな 間違いなく”と心の中で呟いていましたが…ある意味、末期症状です。
いよいよ、真顔で決めポーズしながら、自分を『派手の神』とまで言い始めてます(笑)
11回目
一番位の高い遊女が客を迎えに行ってんだよ
それにしても派手だぜ いくらかかってんだ
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第9巻 第71話
通常運転な”派手”の使い方ですね。
私たちも、天元節の”派手”使いにもだいぶ慣れてきました(笑)
12回目
上弦の鬼か?だとするとド派手な”殺り合い”になるかもな
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第9巻 第72話
考え事の最中も、しっかり”ド派手”を使う天元。
もうむしろ、使わない方がどうしたんだろうとなる領域に入ってきました(笑)
13回目
まきを 須磨 遅れて悪かったな
こっからはド派手に行くぜ
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第9巻 第79話
天元の技は特殊な火薬玉を活用しており、上弦の鬼の身体をも傷つける威力を持っています。
天元の二刀流の日輪刀も直撃すると攻撃が爆ぜるので、技を繰り出す度に、ド派手な轟音を立てるのです。
音の呼吸は、まさに派手好きの天元にピッタリの呼吸ですね!
14回目
俺は派手にハッキリと命の順序を決めている
まずお前ら三人 次に堅気の人間たち そして俺だ
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第10巻 第80話
ちょっと使い方の意味があまりわからないですが(笑)
きっと、”非常に”とか”かなり”といった意味合いで、俗語的に言うと、”すげえ”とかそういった言葉と同等の、天元語としておきましょう。
15回目
派手にやってたようだな 流石俺の女房だ
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第10巻 第80話
ぽんぽんからの決めセリフ!!
飴と鞭の使い方も上手な天元。
言葉とキャラも合っています。
16回目
おい これ 竈門禰豆子じゃねーか
派手に鬼化が進んでやがる
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第10巻 第84話
こちらも、”非常に”とか”かなり”の意味合いですね。
フルネーム、呼び捨て呼びも気になるところですが…。
もはや、天元にしか使いこなせません!!
17回目
まぁな 俺は派手で華やかな色男だし当然だろ 女房も三人いるからな
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第10巻 第86話
まあ、確かに言ってる通りなんですが、自画自賛もここまでくると、裏に何かあるような気がしてなりません。
天然の伊之助の自画自賛とはまた別次元と感じますが…。
そして、このシーンの少し前に、こんなシーンが!!!
影響力と言えば聞こえはいいですが…(笑)
10回目の派手を司る神発言の時に、伊之助が”俺は山の王だ よろしくな 祭りの神”と言ったのを、異様に気持ち悪がった天元。
善逸が、”同じ次元にいる奴に対しては嫌悪感があんだな…”と言っていましたが…。
伊之助は天元に対して憧れの感情もあるのでしょうか(笑)
18回目
絶好調で天丼百杯食えるわ 派手にな!!
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第10巻 第87話
作中、ラストの”派手”発言です。
名残惜しいくらいですが、この発言後は、登場しても、派手という言葉は封印されたごとく、出てきません!!
派手好きになった理由
大正コソコソ噂話
忍として影に隠れて地味に生きてきたので、不満が爆発して派手になりました。
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録
抑圧されたコンプレックスからの反動がきっかけだったのですね!
派手好き天元の本心
いつも自画自賛するほどの自信たっぷり発言の天元ですが、上弦の陸・妓夫太郎との会話でこんな発言をしています。
そして、自分程度で才能があるように見えるなんてと自分を悲観的に捉え、さらに、自分などよりも凄い奴はたくさんいると続けました。
自分は元炎柱の煉獄杏寿郎のように、後輩やたくさんの人を助けることができなかったこと。
そして、出生である忍の家系、肉親である父・弟の考えを承知できず、3人の嫁と共に、お館様の元に身を寄せたことなどを回想しました。
こうして見てみると、天元が派手派手と発言していたのも、コンプレックスや、自分の弱いところからの脱却を自分自身に言い聞かせるかのように感じますね。
表に出ることがなく、幼少期から地味に地味に生きてきた反動で、派手なものに対する欲求が強くなったことも頷けます。
生きる事に執着したのも、父の策略とはいえ、兄弟との殺し合いを命じられ、愛すべき家族に手をかけてしまった十字架を背負っていたからこそ。
そして、柱として人の命を守ることに注力したのもその根底があるからなのでしょう。
その気持ちを奮い立たせる為に、身なりは派手に、そして発言の中でも”派手”と使うことで、自分を叱咤激励し言い聞かせていたのではないでしょうか。
本当に強い人は自分のことを強いとは言わないのと一緒で、本当に派手で、自信たっぷりなら言葉にする必要はないでしょうから。
逆に自信がないからこそ、強がってしまうのが人情ですよね。
まとめ
天元の口癖『派手』と言ったセリフ、その裏に隠された本心まで考察してきました。
派手派手と連呼していた天元も引退を決めてからは、虚勢を張る必要がなくなったのか、派手と言わなくなりました。
天元が、同じ柱である煉獄杏寿郎と比べて卑下する場面もありましたが、この戦いで、炭治郎たち後輩に素晴らしい力と影響を与えました。
自分の持つ全力で炭治郎たち後輩と乗客を守った杏寿郎の死から間が開かない中、大ケガはしたものの、天元、炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助全員無事で、上弦を倒せたことは何にも代えがたい経験となりました。
実際、炭治郎の眼に、天元を通して杏寿郎を見る場面も出てきます。
やはり、柱の持つ正義に対する責任感は本当に素晴らしいなと思います。
引き続き、鬼滅の刃をお楽しみください。
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