鬼の始祖である鬼舞辻無惨と、上弦の参として長く無惨に仕えている猗窩座(あかざ)。
無惨といえば自分の手下にも容赦ない独裁者っぷりが話題になり、下弦の鬼を解体した時にはあまりの容赦ない対応に「パワハラだ!」と話題になりましたね。
しかし上弦の鬼である猗窩座でさえもひどい扱いを受けていることが判明!
猗窩座はひどい扱いを受けても、特に口答えする様子もなく静かに耐えていました。
そこで今回の記事では、無惨と猗窩座はどういった関係性であったのかを解説していきます。
- 無惨は猗窩座が嫌いだったの?
- 猗窩座は無惨のことを尊敬していたの?
2人の本音が気になる方は是非この記事を読んでみてくださいね!
猗窩座を叱責したシーンは「パワハラ」と再び話題に
無限列車編から遊郭編へとなる前に、猗窩座が無限列車での出来事を無惨へ報告するシーンがあります。
猗窩座は柱である煉獄杏寿郎を殺したことを報告しますが、無惨はその報告を聞いて激怒します。
お前は得意気に柱を殺したと報告するが あの場にはまだ三人の鬼狩りがいた
なぜ始末して来なかった?わざわざ近くにいたお前を向かわせたのに…
猗窩座 猗窩座 猗窩座!!お前には失望した
©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻
柱を殺してきたとしても、無惨の考えでは鬼が人間に勝つということは当然のことであり、あの場にいた鬼狩り(炭治郎、善逸、伊之助)を殺せなかったことが気に入らなかったようです。
言葉で責め立てるだけでなく、猗窩座の体を痛めつけるという鬼畜っぷり…。
アニメで放送されると、理不尽すぎる無惨の対応がパワハラと話題になりました。
無惨の猗窩座へのパワハラは、コミックス8巻67話、アニメだと遊郭編の第1話で見ることができますよ。
鬼舞辻無惨は猗窩座がお気に入りだった
ひどいパワハラをしていた無惨ですが、なんと猗窩座はお気に入りだったということが公式ファンブックで明らかになりました!
理由は「忠実で真面目だから」とのこと。
確かに報告に行ったときの猗窩座の態度を見ると、真面目そうな印象を受けますよね。
原作でも猗窩座がお気に入りと分かるシーンがあったので、解説していきます。
自分を取り戻そうとする猗窩座に語り掛ける無惨
猗窩座は炭治郎たちのと戦いで頸の弱点を克服することに成功し、頸を斬られたにも関わらず死なない体へと進化しました。
しかし戦いの中で人間だった頃の記憶を思い出し、鬼として戦うことを止めようとしたところに無惨が語り掛けてきました。
強くなりたいのではなかったのか?
©吾峠呼世晴/集英社 コミック18巻
お前はこれで終わりなのか?
猗窩座
人間としての自我を取り戻そうとした猗窩座の前に現れ、鬼としてさらに強くなるように促したのです。
無惨が消えていく鬼の前に現れたのは猗窩座のみで、鬼として猗窩座を高く評価していたように思えます。
女性を殺さないことも認められていた
猗窩座は人間だったころの記憶はありませんが、過去のことが影響して女性を食べることも殺すこともしませんでした。
そして驚くことに無惨はそのことを知っており、容認していたようです。(度々小言は言われていたみたいですが…)
そのことを知っていた童磨は、無惨が猗窩座を特別扱いしていると思っていたようですが、確かにこれは特別扱いしているように感じますよね。
猗窩座は無惨に対して何の感情も持っていない
無惨は猗窩座を気に入っていたことが分かりましたが、猗窩座は無惨に対して特に何の感情も持っていなかったようです。
ただ上下関係があったとは思っているようで、無惨を命令を下す者、自分を従う者として考えており、そこには尊敬や憎しみなどは一切含まれていなかった模様。
確かに報告に行った時も、ひどい扱いを受けていたにも関わらず口答えすることなく黙って叱責を受けていました。
鬼は自分より下の鬼に対して脳内で会話できたり視覚を共有することができるのですが、童磨が弐になってからは連絡がうるさすぎて無惨に苦情を言ったようです。猗窩座が無惨に対して意見したのはこの1回のみです。
まとめ
鬼舞辻無惨と猗窩座の関係性について解説しました。
猗窩座は無惨に対しては何も思っていなかったというのは意外でした。
そして無惨はあれだけ理不尽なパワハラをしているにも関わらず、猗窩座のことを真面目で忠実と評価し、鬼としてさらなる進化を期待していたようです。
何も思っていない猗窩座と、横暴に振舞う無惨だからこそ主従関係が成り立っていたのかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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