鬼舞辻無惨を追い詰めた珠世の最終兵器。珠世が開発した薬とその絶大な効果※

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鬼舞辻無惨は首の弱点を克服しているため、首を斬っても死なず、太陽の光でしか倒すことはできません。

そのため無惨討伐戦で隊士達は、日の出まで無惨を地上に留めなければいけませんでした。

そこに至るまで、多くの隊士たちが命を落としましたが、最後には全員が一丸となって日の出の時間までの時間をかせぎ、無惨を討伐、鬼のいない世界を実現したのです。

この勝利は、柱をはじめとした隊士たちはもちろん、鬼であるにもかかわらず、影で鬼殺隊に協力してくれた珠世の協力があってこそでした。

珠世は最終決戦に向けて、無惨を倒す為の薬を開発しており、薬の効果は絶大で戦況をかなり有利にしれくれました。

今回の記事では、最終決戦で大活躍だった珠世が開発した薬について解説していきます。

  • 珠世が開発した薬って?
  • 開発した薬は何個あるの?
  • 珠世はいつ薬を開発していたの?

などが気になる人は、是非この記事を読んでみてくださいね。

薬は胡蝶しのぶと協力して開発

©吾峠呼世晴/集英社 コミック15巻

最終決戦が始まる前、産屋敷は珠世が生活している屋敷を見つけ、鴉を送りました。

産屋敷が鴉を送った理由は、珠世を産屋敷邸に招待し、無惨討伐に協力してもらうためです。

協力を依頼された珠世は、はじめは鬼である自分を鬼殺隊の本拠地である産屋敷邸に呼ぶということにひどく動揺しましたが、無惨を倒す為に鬼殺隊に協力することにします。

そして、珠世は鬼殺隊で医者としても活躍している蟲柱・胡蝶しのぶと共同で薬の研究を行いました。

珠世が鬼であったたため、鬼を嫌っていたしのぶは珠世を敵視していましたが、少しずつ珠世のことを「鬼」ではなく「人」として見るようになっていきます。

共同研究のはじめでは、しのぶから出ていた珠世への憎悪を察知した愈史郎がしのぶに殺気を送るようになります。しのぶも愈史郎からの殺気を察知し、愈史郎に対して突っかかったことからピリついた空気であったようです…

珠世が無惨を倒す為に開発した薬の数

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

珠世が無惨を倒す為に開発した薬は、全部で4つです。

薬が1種類だけでは、無惨にすぐに分解されてしまうため数種類作成する必要がありました。

無惨に薬を打ち込んだ際は、1種類しかないと思わせるような発言をしていましたが、それは無惨に薬は1種類しかないと思わせるためです。

実際に無惨は薬が複数打ち込まれたと気付くまでに時間がかかり分解が遅れ、満身創痍の状態であった隊士たちに止めを刺すのでさえ手こずるまでに弱体化されてしまっていました。

珠世が無惨に使った薬とは

©吾峠呼世晴/集英社 コミック23巻

産屋敷耀哉は自分の妻と子供を巻き込んで自爆し、無惨にダメージを与えることに成功します。

無惨が再生しようとするタイミングで珠世が登場し、珠世はわざと薬を持った自分の腕を無惨に吸収させ、薬を打ち込んだのです。

この4種類の薬は、無惨を弱体化することが目的で作られた薬です。

この時に珠世が無惨に打ち込んだ4つの薬とは、どんな効果がある薬だったのでしょうか?

鬼を人間に戻す薬

©吾峠呼世晴/集英社 コミック16巻

まず初めに判明したのは、鬼を人間に戻すための薬です。

無惨に吸収される前に、珠世自身が無惨にはっきりと伝えていましたね。

鬼から人間に戻ってしまっては、無惨が生き残ることはほぼ不可能になってしまうため、無惨は近くにいた鬼殺隊士を全員無限城に落とし、自身は薬を分解するために繭の状態になっていました。

繭の状態になった無惨は戦闘能力も下がってしまうのか、周りには誰もいない状態でした。

分解されると他の3つの薬がより強力に作用する

鬼を人間に戻す薬は、一番はじめに作用する仕組みになっていました。

しかし、これが効かなかった場合や分解されてしまったことを想定し、人間に戻す薬が作用しなかった場合は他の3つの薬がより強力に作用するように細工していたのです。

珠世としのぶの読み通り、人間に戻す薬は分解されてしまいましたが、残された3つの薬はより無惨にダメージを与えることに成功しました。

無惨の他にも薬が使われていた

鬼を人間に戻す薬は珠世によって3つ作られており、そのうちの1つは禰豆子を人間に戻すときに使用されました。

残る1つは誰に使われたかは、最後まで判明しません。

炭治郎が浅草で無惨に遭遇した際に、騒ぎを起こすために鬼にされてしまった男性がいましたが、その人は珠世によって保護されています。

その男性に薬を作り、人間に戻った可能性が高そうです。

炭治郎が鬼化してしまった時に、カナヲが鬼を人間に戻す薬を使っていましたが、あれは珠世が作ったものではなく、しのぶが作ったものになります。作り方も珠世のものと違っているようで、しのぶは藤の花をもとに薬を完成させました。

老化の薬

©吾峠呼世晴/集英社 コミック22巻

2つ目に判明したのは、老化の薬です。

無惨は鬼であるため普通なら歳をとることはありませんが、薬の効果で鬼でも歳をとるようにすることに成功したのです。

薬を使うと、1分で50年老いさせることが可能になり、無惨が老化の薬に気付いたときにはすでに9000年も老いていました。

老化の薬によって、体力の限界が無いはずの無惨も戦闘の後半では息切れを起こすほど効果がありました。

無惨の髪色が白髪になったもの老化の薬が影響している

鬼を人間に戻す薬の解剖が終わり、繭から現れた無惨は髪色が黒から白に変化しています。

それ以外にも全身に口が付いた禍々しい雰囲気へと変貌していたため、髪色も最終決戦に向けて変わったように見えました。

しかし、実はこれは珠世が作った老化の薬が影響しており、薬のせいで髪色が白髪になってしまったのです。

分裂を阻害する薬

©吾峠呼世晴/集英社 コミック22巻

3つ目に判明したのは、分裂を阻害する薬です。

前2つの薬と比べると、あまり弱体化には関係がなさそうですよね。

実は無惨は、戦国時代に始まりの呼吸の剣士である継国縁壱と戦った際に、縁壱によって殺されそうになったことがあります。

その時に無惨は、自身の体を細かい肉片として分裂させ、縁壱の前から逃亡しています。

縁壱でさえもすべての肉片を斬ることが出来ず、無惨を取り逃がしてしまっていたことから、まず他の隊士で分裂した無惨を止めることは不可能でしょう。

珠世は縁壱から逃げるために無惨が分裂するのを目の前で見ており、今回の戦いでも無惨はピンチに陥ったら分裂して逃げるのでは?と予想していたのです。

無惨は分裂を阻害する薬にはなかなか気づけず、分裂して戦場から逃げようとした時に初めて、分裂が出来ないことに気付きました。

細胞を破壊する薬

©吾峠呼世晴/集英社 コミック22巻

最後である4つ目の薬は、細胞を破壊する薬です。

先に説明した3つの薬で無惨が弱体したタイミングで効き始める薬です。

夜明けまであと1時間となったタイミングで効果が表れ、どんな攻撃をしてもほとんどダメージを受けていなかった無惨が吐血するシーンもありました。

戦国時代に縁壱によってつけられた古傷も浮かび上がり、かなりダメージを受けているのが分かります。

無惨は薬を分解できなかった?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック22巻

4つの薬によって大幅に弱体化された無惨でしたが、薬を分解することはできなかったのでしょうか?

実はファンブックでは、無惨は時間をかければ珠世の薬を分解することは可能だったと書かれていたので、分解すること自体はできたみたいです。

しかし無惨は柱をはじめ、炭治郎や善逸、伊之助、カナヲなど多くの隊士たちを1人で相手にしていたため、薬を分解することに集中できませんでした。

珠世の薬の薬は戦況を激的に変えてくれましたが、それには鬼殺隊の無惨に対する攻撃も不可欠だったということです。

さらに珠世の薬は、無惨にとっては未知数のものであり、攻撃を受けていなかった状態だとしても、すべての薬を分解するにはかなり時間がかかったはずです。

分解に成功したと思われる鬼を人間に戻す薬でさえも、分解にかなりの時間がかかっていました。

無惨の毒を無効化する薬も開発

©吾峠呼世晴/集英社 コミック22巻

実は珠世が開発した薬は、無惨を弱体化させた薬だけではありません。

無惨は攻撃の際に自身の血を毒として注入しており、攻撃を受けてしまうと細胞を破壊されやがて死に至るという反則級の力を持っています。

柱たちでさえも無惨の攻撃を完璧に避けることはできず、呼吸によって何とか無惨の毒のめぐりを遅らせて戦っているという状態でした。

珠世はこの無惨の毒を解毒するための薬の開発にも成功しており、この薬のおかげで柱たちは最後まで無惨と戦い続けることが出来ました。

薬は即効性があり、脈の狂いや体の激痛がすぐに治まりました。柱の誰もこの薬のことを知らなかったので、珠世が無惨を弱体化させる薬も研究しつつ、独自で解毒薬の研究をしていたのかもしれません。

まとめ

©吾峠呼世晴/集英社 アニプレックス・ufotable

珠世が開発した薬について解説しました。まとめると…

珠世が無惨に使った薬まとめ

・薬は最終決戦前に、胡蝶しのぶと協力して開発された
・薬は分解されることを想定して、4種類作成していた
・1つ目の薬は鬼を人間に戻す薬で、無惨に分解されてしまった
・2つ目の薬は老化の薬で、1分で50年老いる効果を持つ
・3つ目の薬は分裂を阻害する薬で、無惨の逃亡を阻止
・4つ目の薬は細胞を破壊する薬で、無惨が吐血するほどのダメージを与えている
・弱体化の薬だけでなく、無惨の毒を解毒する薬も開発していた

珠世の薬が無ければ、無惨を倒すことは絶対にできなかったと言い切れるほど、薬の効果が絶大であったことが分かりましたね。

無惨を弱体化させることが目的の薬でしたが、そのすさまじい効果に読者の間でも「強すぎる!」と話題になっていました。

また弱体化だけでなく、毒を無効化する薬も作っていたなんて凄すぎますよね…。

アニメで描かれる最終決戦での珠世の活躍に期待しましょう!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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