霞柱・時透無一郎の兄、時透有一郎について~性格や本心などをご紹介します!

時透無一郎(ときとう むいちろう)

最年少、そして最短2か月で柱となった天才剣士・時透無一郎。

無一郎は、物語の序盤では過去の記憶を失っており、何事にも無関心で冷徹な言動が目立ちますが、刀鍛冶編において、炭治郎や刀鍛冶の少年・小鉄との交流の中で記憶を取り戻します。

実は無一郎は双子で有一郎という兄がおり、この兄と迎えた壮絶な出来事が記憶を失うきっかけにもなっておりました。

今回は、無一郎の兄・時透有一郎について、ご紹介していきたいと思います。

時透無一郎の兄・時透有一郎の初登場シーン

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第14巻 第118話

僕は双子だった

僕の兄は有一郎といった

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第14巻 第118話

黒地に薄青緑の霞柄の着物を着ているのが有一郎、白地にお揃いの霞柄を着ているのが無一郎です。

有一郎は、きりっとつりあがった眉や表情に意思の強さを感じます。

自信なさげな表情で佇む無一郎とはとても対照的な二人ですね。

時透無一郎の兄・時透有一郎の性格

辛辣な言動

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第14巻 第118話

”情けは人のためならず 誰かのために何かしてもろくなことにならない”と有一郎が発言したところから、無一郎との口論が始まります。

”人のためにすることは巡り巡って自分のためになるって意味だよ”と父の教えを説く無一郎に、辛辣な言葉を返す有一郎。

風邪を拗らせた母の為に薬草を取りに行き、崖から落ちて亡くなったことを馬鹿の極みだとまで言い放ちました。

さらに、泣きながら反論する無一郎の名前の意味を、痛烈な解釈で返すのでした。

憎まれ口とも取れる有一郎の辛辣な言葉ですが、この根底には憎しみではない感情が隠されていることが後々明らかになります。

弟思い

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第14巻 第118話

お館様の使いで訪れたあまねを追い返したことがきっかけで口を利かなくなっていた二人の家に鬼が押し入り、有一郎を目の前で切りつけられてしまいます。

腹の底から噴き出すような激しい怒りに我を忘れ、鬼に立ち向かった無一郎は、気が付くと鬼を瀕死の状態まで追い詰め、朝日を浴びた鬼を討伐しました。

やっとの思いで有一郎の元に戻ると、意識を失いかけた兄の口から、思いもよらない本心を知ることになります。

どうか…弟だけは…助けてください…弟は…俺と…違う…心の優しい……子です…

人の…役に…立ちたいと…いうのを…俺が…邪魔した…

悪いのは…俺だけ…です バチを当てるなら…俺だけに…してください……

わかって…いたんだ…本当は……無一郎の…無は……“無限”の”無”なんだ

お前は自分ではない誰かのために無限の力を出せる 選ばれた人間なんだ

心の奥底では、弟・無一郎の才を認め、誰よりその身を案じていた有一郎の本心が現れましたね。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第14巻 第119話

だけどな無一郎 どれだけ善良に生きていたって神様も仏様も結局守ってはくださらないから

俺がお前を守らなければと思ったんだ

優しくしてやれなくてごめんな いつも俺には余裕がなかった

人に優しくできるのもやっぱり選ばれた人だけなんだよな

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第14巻 第119話

死の間際、不器用ながらも兄として、弟を必死に守ろうとしてきたことや、あの辛辣な言動も全て心配と不安から弟を思ってのことだった事実が明らかになりました。

家族思い

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第14巻 第118話

あまねに暴言を吐いて追い出した後、大根を切りながら、有一郎が思いを吐き出すシーン。

ちなみに、無一郎の好物はふろふき大根で、この時も辛辣な言葉とは裏腹に、無一郎の好物を作る準備をしていると思われます。

具合が悪いのを言わないで働いて体を壊した母さんも 嵐の中薬草なんか採りに行った父さんも あんなに止めたのに…!!

母さんにも休んでって何度も言ったのに!!

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第14巻 第118話

有一郎は、母の身体や父の身を案じ、最悪の事態を恐れて、何度も止めていたのでした。

けれど、自分の力が及ばず、二人を失ってしまったことを誰より後悔しているのは有一郎でした。

若干十一歳のまだまだ自分自身も親に甘えたい年頃にも関わらず、両親を失い、甘えん坊の弟を一人で守らなければと思った有一郎の心中を思うと、危ない道に行かない様、必死に止めるための辛辣な言葉も理解できます。

時透無一郎の兄・時透有一郎の本心

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第21巻 第179話

上弦の壱・黒死牟との死闘の末、無一郎の今際の際に現れた有一郎は、”自分のいる方(黄泉の国)へ来るな”と泣きながら言い放ちました。

誰よりも褒めてもらいたかった最愛の兄に”何の為にうまれてきたのかわからない”などと罵倒され、失意の中、無一郎は自分は”幸せになる為に生まれてきたんだ”と返します。

家族4人で貧しくも暮らしていた時も、有一郎がいなくなった後に仲間ができ、また笑顔を取り戻せたことなど、幸せな瞬間が数えきれないほどあったと告げる無一郎。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第21巻 第179話

こんなところで死ぬなんて無駄死にだと罵倒する有一郎でしたが、無一郎に”他の誰かになら何て言われてもいい でも兄さんだけはそんなふうに言わないでよ”と言われ、本心を語りました。

ごめん…わかってるよ だけど俺は

無一郎に死なないで欲しかったんだ……無一郎だけは……

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第21巻 第179話

これが、有一郎の本心であり、辛辣な言葉や言動でしたが、幼いながらも必死に無一郎を守ってきた有一郎の本音でしょう。

”無一郎に死なないで欲しかったんだ……無一郎だけは…”、これが、有一郎の本心であり、この言葉に有一郎の無一郎に対する思いの全てが込められています。

時透無一郎の語る、兄・有一郎

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第14巻 第118話 

呆れるくらい不器用だった

そして、どうしようもないくらい甘ったれだった。

けんめいに自分を守ろうとしてくれている兄のやさしさに、気づけないぐらい。

「兄は僕と違ってなんでも器用にこなす人だったから」

木を伐るのも料理も上手かった。けものも手早くさばいた。

皮肉を言いながら、怒りながらでも、何かにつけて無一郎の好物のふろふき大根を作ってくれた。

よく出汁の染みこんだやさしい味だった。

©吾峠呼世晴・矢島綾/集英社 鬼滅の刃 風の道しるべ

原作コミックには描かれていないシーンが紹介されている、小説版「鬼滅の刃」。

無一郎は、刀鍛冶の里編の戦いの後、まだ戦いの傷も癒えぬ包帯姿のまま、以前の担当刀鍛冶の鉄井戸の墓参りをしに再訪しました。

共に戦った刀鍛冶の少年・小鉄とも再会し、壊れた縁壱零式を修理できず、十歳の小鉄が自信喪失していると、無一郎は自分の身の上を語り始め、有一郎について話し始めました。

(見ててね。兄さん……)

胸の中で亡き兄を思う。

十一の若さでこの世を去った兄。

皮肉屋な冷たい眼差しの裏には、確かなやさしさがあった。

何と引き換えにしても弟を守るという強い信念があった。

短い一生を、兄はけんめいに生きた。

©吾峠呼世晴・矢島綾/集英社 鬼滅の刃 風の道しるべ

記憶を取り戻す中で、無一郎は、有一郎の不器用な優しさを理解し、感謝していたことが語られ、有一郎の思いも報われたことでしょう。

記憶をなくしていた間の自分の言動が兄に似ていたことは、兄が自分を守っていてくれたように思えて嬉しかったそうです(周りの人は毒舌炸裂がちょっとしんどかったかもしれませんが)。

言葉はきついですが実は繊細な兄よりも、ぼんやりしている自分の方がしたたかで図太いという自覚はあった様子。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 公式ファンブック・弐 大正コソコソ噂話より

さらには、記憶を失っていた時の自分自身が兄に似ていたことを喜ぶ様子を見ると、

無一郎は有一郎のことが本当に大好きで、自慢で尊敬する存在だったことが伺えますね。

まとめ

今回は、無一郎の兄・時透有一郎について、ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

まとめると

  • 無一郎は双子で、兄の有一郎は、色違いの黒い霞柄の着物を着て、言葉がきつい人だった
  • 憎まれ口とも取れる有一郎の辛辣な言葉の裏には、弟や家族を自分が守るという強い責任感と確かな優しさがあった
  • 有一郎は、無一郎だけには死んでほしくないという強い思いがあり、それは有一郎の本心であり、信念、生きる意味すべてだった
  • 記憶を取り戻す中で、無一郎は、有一郎の不器用な優しさを理解し、感謝していた

鬼殺隊の隊士にはそれぞれ、鬼と戦う強い理由や怒りがありますが、無一郎も最愛の兄を鬼に奪われ、最年少、最短で柱にまで上り詰めました。

元々の剣技の才ももちろんあったとは思いますが、血反吐を吐くような努力に刀鍛冶の鉄井戸も心配するほどでした。

それほどまでに、兄・有一郎の存在は、無一郎にとって大きく、記憶を失うほどの喪失感を与え、その辛さを怒りに変え、厳しい鍛錬を自分に課していたのでしょう。

原作やアニメに加え、小説版鬼滅の刃も知られざるエピソードがたくさん紹介されています。

では、引き続き鬼滅の刃をお楽しみください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました