嘴平伊之助が9回間違えた炭治郎の名前と呼び方!正しく言えたのは5回だけ?他キャラの言い間違えも

嘴平伊之助(はしびら いのすけ)
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』に登場する嘴平伊之助(はしびらいのすけ)は、登場当初から周りが「なぜ?」と思うような言動が目立つキャラクターです。

そしてその「なぜ?」な言動のひとつが「炭治郎を他の名前で呼ぶこと」です。

なぜ名前を覚えられないのか、改めてそのシーンを見てみると、「覚えられない」のではなく、「覚えているのに違う名前で呼んでいる」と感じるシーンがたくさんありました。

その証拠に、ちゃんと「炭治郎」と呼んでいる場面が物語の前半にも出てきているのです。

テレビアニメの「大正コソコソ噂話」では「伊之助は7回に1回ぐらい、他人の名前を正しく呼べる」と言われていましたが、果たして本当にそうなのでしょうか?

今回はその伊之助の「炭治郎を呼ぶシーン」を順番に見ていきましょう。

嘴平伊之助(はしびらいのすけ)が炭治郎(たんじろう)を名前で呼んだ場面一覧

「間違った名前」を呼んだシーンは9回(本編外の1シーン含む)

伊之助が炭治郎のことを間違った名前で呼んでいる場面は、原作の本編で8回、本編外で1回、計9回ありました。

伊之助が呼んだ名前シーンコミック
1かまぼこ権八郎(ごんぱちろう)鼓の屋敷の後4巻 第27話
2デコ太郎那田蜘蛛山4巻 第29話
3紋次郎(もんじろう)那田蜘蛛山4巻 第30話
4健太郎(けんたろう)那田蜘蛛山5巻 第35話
5豚太郎(とんたろう)那田蜘蛛山5巻 第36話
6三太郎(さんたろう)無限列車8巻 第62話
7惣一郎(そういちろう)遊郭9巻 第76話
8炭八郎(たんぱちろう)蝶屋敷12巻 第100話
9炭吾郎(たんごろう)※本編外無限城20巻 第171話末

正しく「炭治郎」と呼んだシーンは5回

伊之助が正しく「炭治郎」と呼んだ場面は本編で5回あります。

3回目~5回目を『炭治郎戦』と呼ぶのは穏やかではありませんが、『無限城』はもうなくなっていましたし、『鬼舞辻無惨』も消滅していましたので、こう呼んでいます。

シーンコミック
1那田蜘蛛山5巻 第38話
2遊郭11巻 第91話
3炭治郎戦23巻 第201話
4炭治郎戦(※炭治郎を叩きながら)23巻 第202話
5炭治郎戦(※炭治郎に吹っ飛ばされた後)23巻 第202話

伊之助が「炭治郎」の名前、呼び方を間違えた9つのシーン

①はじまりの『かまぼこ権八郎(ごんぱちろう)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第4巻

「お前」「お前」と言われるのが嫌だったのか、炭治郎は伊之助に自分の名前を教えています。

しかし、どこをどう聞き違(ちが)えたらそうなるのかわかりませんが、「竈門炭治郎」を『かまぼこ権八郎』と言っています。

尚、この『かまぼこ権八郎』は、後にファンの間で『かまぼこ隊』(炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の4人)なる造語を生み出すことになった名言(?)です

②那田蜘蛛山での『デコ太郎』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第4巻

二人の頭上に一体の『鬼』が現れ、それを伊之助が攻撃しようとして空振りに終わった直後の場面です。

おそらくこの『デコ太郎』は「言い間違い」ではなく、炭治郎から指図されていることにイラつき、わざと毒づいた言い方をしていると考えられます。

そして鼓の屋敷で炭治郎に頭突きされたことをまだ根に持っていたところもあり、この名前で呼んでいるのでしょう。

ちなみに、このとき頭上に現れた鬼は『下弦の伍・累』だったのですが、このときの炭治郎たちはまだ累のことを知らず、単に「子供の鬼」としてしか認識していませんでした。

③那田蜘蛛山での『紋次郎(もんじろう)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第4巻

蜘蛛の糸に操られた隊員たちの相手を先輩剣士の村田さんに任せ、二人で「隊員たちを糸で操っている鬼」のところへ向かっている場面です。

伊之助は村田さんに「クソ猪」と言われて怒っているのですが、元はと言えば伊之助が村田さんを「小便漏らし」と言ったことが発端ですので、同情はできません。

ここは炭治郎に毒づいているわけではないので「紋次郎」と普通の名前で呼んでいますが、純粋な言い間違いとも言い切れない、微妙な場面です。

④那田蜘蛛山での『健太郎(けんたろう)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第5巻

那田蜘蛛山での純粋な言い間違いは、この『健太郎』だけではないかと思います。

ここは炭治郎が父蜘蛛に吹っ飛ばされた場面で、それこそ純粋に炭治郎を心配して叫んだ言葉だからです。

⑤那田蜘蛛山での『豚太郎(とんたろう)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第5巻

炭治郎が遠くへ吹っ飛ばされたことで、ひとりで父蜘蛛と戦うことになった伊之助ですが、ひとりで太刀打ちできる相手ではなく、炭治郎が戻ってくるまでなんとかやり過ごさなければいけないと考えていました。

しかし、その「炭治郎が戻ってくるまで=炭治郎を頼りにしている」という自分に腹が立ち、また毒づいて勝手に名前を変えているように思われます。

⑥無限列車編での『三太郎(さんたろう)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第8巻

無限列車で『下弦の壱・魘夢(えんむ)』の頸を断つと、列車はものすごい勢いで脱線しています。
お腹を刺されてただでさえ重傷だった炭治郎が振り落とされ、伊之助がそれを心配して駆けつける場面です。

ここも『健太郎』と同じく、純粋な言い間違いだと思います。

ただし、原作もテレビアニメも見ずに劇場版を見に行った人には、説明が必要な場面ですね。

⑦遊郭での『惣一郎(そういちろう)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第9巻

遊郭では、炭治郎・善逸・伊之助がそれぞれ別の店に潜入していました。

この場面は、夜に伊之助の店で合流する予定だった炭治郎がなかなかやってこないので、業を煮やした伊之助が一人で動き出すところです。

普通の名前ではありますが、炭治郎にイライラしている場面ですので「純粋な言い間違い」ではないかも知れません。

⑧蝶屋敷での『炭八郎(たんぱちろう)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第12巻

これは絶対に「わざと」言い間違えてます。

遊郭の任務で重体となった炭治郎・善逸・伊之助の3人ですが、いちばん状態の悪かったのが炭治郎で、意識を取り戻すまでに2か月かかっています。

伊之助は炭治郎より7日早く意識を取り戻していて、炭治郎が目覚めたときにはなぜか病室の天井に張りついていました。

「炭治郎が目覚めたときに、自分は元気だということをすぐ気づかせてあげたいと思っていた」のかどうかはわかりませんが、炭治郎の意識が戻ったことを内心喜びつつ、照れ隠しでわざと違う名前を言っているように感じます。(伊之助本人に「照れ隠し」という概念はないですが)

⑨無限城での『炭吾郎(たんごろう)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第20巻

これは本編ではありませんが、ここも「わざと」な匂いがします。

伊之助の前でひざをついているのは村田さんです。

ストレートに「炭治郎」とは言わず、敢えて違う名前でほんの少し遠回しな表現を使っている・・・などという芸当が伊之助にできるのかどうかは怪しいですけど。

尚、ここは「伊之助とカナヲ」、「村田さんと善逸」という組み合わせでそれぞれ別方向から来ていて、角でぶつかってしまった場面です。

その後、伊之助は「おしおき」されています。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第20巻

伊之助が正しく「炭治郎」と呼んでいる5つの場面

純粋な間違いにしろ、わざとにしろ、とにかく違う名前を連発している伊之助ですが、ちゃんと「炭治郎」と言っている場面もあります、それも5回も。

①『那田蜘蛛山』

あんなに何度も違う名前を言っておいて、ちゃっかり正しい名前も言ってるんです、那田蜘蛛山で。

ただし、炭治郎本人に向かって言ったのではありません。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第5巻
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

最後に縛られたインパクトが強いのと、伊之助が「自分が十二鬼月と言ったのではない」という強調であることに気を取られて見逃してしまいそうですが、もちろんテレビアニメでもはっきりと「炭治郎」と言っています

②『遊郭』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第11巻

「炭治郎の方にも帯が向かって、攻撃がほんの・・・ほんの僅か緩んだような、気がする!」

遊郭では、音柱・宇髄天元(うずいてんげん)と共に『上弦の陸(ろく)・妓夫太郎(ぎゅうたろう)&堕姫(だき)兄妹』を相手にしていました。

宇髄と炭治郎が「兄の妓夫太郎」、善逸と伊之助が「妹の堕姫」と戦っていたのですが、妹の堕姫の方が兄より少し弱いと見て「まず3人で妹の方の頸を斬ろう」(by 半分寝ている善逸)ということになり、少しの間だけ炭治郎が堕姫戦に加わったのです。

伊之助のセリフは、そのおかげで少し隙ができたと感じている場面です。

③『炭治郎戦』炭治郎を斬ろうと向かって行った場面

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第23巻

鬼舞辻無惨を倒した直後、無惨の最後の悪あがきによって炭治郎が鬼にされてしまい、しかも、太陽もすぐに克服してしまっています。

伊之助は、大事な友達だからこそ「俺が斬る、俺が止める」と・・・ でも、できなかったのです。

④『炭治郎戦』「元に戻れ」と炭治郎を叩いている場面

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第23巻

「炭治郎」と言ったのはこの場面が初めてではありませんが、炭治郎本人に向かってちゃんと名前を呼んだのは、この「元の炭治郎に戻れよォ!」のところが初めてでした。

⑤『炭治郎戦』吹っ飛ばされながらも名前を呼ぶ場面

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第23巻

鬼の炭治郎に吹っ飛ばされ、ほとんど動けない状態で意識もうろうとしていましたが、そんな状態でも「たんじろ(う)」と。

最後、人間に戻った炭治郎から「ごめん、怪我、大丈夫か?」と聞かれたときの答えが、とっても伊之助らしかったですね。

お前にやられた傷なんか・・・たいしたこと・・・ねえぜ(ハアハア)

善逸の名前でも遊ぶ

蝶屋敷での『紋逸(もんいつ)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第6巻

テレビアニメではこのシーンがなかったのですが、代わりにこんなシーンで『紋逸』が使われていました。

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

行くぞ、紋逸


炭治郎が一人で「全集中・常中」を会得し、内心焦っていた善逸と伊之助。

「自分たちも早く追いつかなければ」と思いながら、なかなか行動に移せずにいましたが、ある朝の伊之助のこのひとことで、二人も再び機能回復訓練に参加することになります。

遊郭での『紋壱(もんいち)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第11巻

「俺と紋壱がほとんど無傷なんだ。俺たちがやらねえと!」

炭治郎が伊之助と善逸に加勢した直後で、「オッサンたち」とは宇髄と炭治郎のこと。

先に『上弦の陸』の本体と戦っていた宇髄と炭治郎はかなりの重傷を負っていたため、自分と善逸でなんとかしなければと思っている場面です。

無惨戦で正確に呼んだ『善逸』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第22巻

『柱』たちが、赫くなった日輪刀(赫刀)を別の刀と合わせて、その別の刀も赫くなるのを見て「自分もアレやりたい!」と興奮している場面です。

かなり緊迫した場面なのですが、「善逸」「カナヲ」と、二人の名前をちゃんと呼んでいますね。

尚、伊之助が正しく「善逸」と呼んでいるのはここだけです。

『柱』に対しては「見たまま」呼ぶ

水柱・冨岡義勇は『半々羽織(はんはんばおり)』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第5巻

「よく瞬時にそんなあだ名を思いつくものだ」と関心します。

ちなみに、この那田蜘蛛山の場面では『半半羽織』と表記されていますが、最後の無惨戦では『半々羽織』となっています。

炎柱・煉獄杏寿郎は『ギョロギョロ目ん玉』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第7巻

どうせならもっと語呂の良いあだ名を付けてほしかったです、伊之助にはそんな概念はないのでしょうけど。

そういう意味でも、義勇の『半々羽織』は秀逸ですね。

岩柱・悲鳴嶼行冥は『玉ジャリジャリ親父』

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第16巻

これも語呂的にはイマイチで、だからなのか無惨戦では『数珠のオッサン』と呼び方が変わっています

でも義勇のことは相変わらず『半々羽織』と呼んでいます。

伊之助自身、このネーミングがとても気に入っているのではないでしょうか。

まとめ

当初は「適当に似た名前を呼んでいるだけ」と思われた伊之助の「言い間違い」ですが、場面ごとの状況をよく見てみますと、「そうではないのではないか?」と感じました。

那田蜘蛛山での「デコ太郎」と「豚太郎」は明らかにイラついているときで、名前にもちょっと悪意が感じられます

一方、「健太郎」(那田蜘蛛山)と「三太郎」(無限列車)は、炭治郎の身を案じてとっさに出た名前なので、捻った感じは全くありません

そして「紋次郎」(那田蜘蛛山)と「惣一郎」(遊郭)は、イラつきながらもそこまでは毒づいておらず、適当に言った感じです。

こう考えていくと、物語中盤の「炭八郎」(遊郭の後の蝶屋敷)と終盤の「炭吾郎」(無限城)は、その間違い方と時期から考えて、「絶対わざとだな」と思います。

そして遊郭や最後の炭治郎戦など、緊迫した場面で正しく「炭治郎」と言っているところを見ますと、やはり伊之助は名前を覚えていないのではなく、単純に「正しい名前を呼ぶ」という意識が低いだけなのだと思いました。

ただ、たとえ違う名前でも瞬時に口にできるのは「頭の回転が速い伊之助ならでは」とも言えますね。

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