鬼滅の刃【遊郭編】第2話で、炭治郎・善逸・伊之助の3人の遊女姿が解禁になりました。
その中でも、原作ファンが特に楽しみにしていたのは伊之助ではないでしょうか。(もちろん、不細工メイクの方ではなく)
そして予想通り、3人の中でひとりだけ異次元の可愛さ、いや美しさでしたね。
今回は「嘴平伊之助の美形度」について、キャラクターたちからの客観的な評価を紹介するとともに、なぜ不細工にメイクされていたのかを考察いたします。
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嘴平伊之助の美形を評価したキャラクターたち
キャラクター | 素顔を見た場面 | 素顔への評価 |
---|---|---|
我妻善逸 | 鼓の屋敷 | 女の子みたいな顔 |
竈門炭治郎 | 鼓の屋敷 | こぢんまりしていて色白で良い |
荻本屋の 遣手(やりて) | 遊郭 | 安く買えて得した(と思うほどの美形) |
上弦の陸・堕姫 | 遊郭 | 美しかった |
上弦の弐・童磨 | 無限城 | (瓜二つの母親が)綺麗な子だった |
水柱・冨岡義勇 | 蝶屋敷(鬼滅の宴) | 優男(やさおとこ) |
では具体的なシーンを見ていきましょう。
伊之助の美形な素顔についての具体的評価
我妻善逸(鼓の屋敷にて)
鼓の屋敷で初めて伊之助の素顔を見た善逸。
声と体のたくましさからは想像もつかないような綺麗な顔だったので、一瞬「女!?」と戸惑っています。
もちろん女の子なわけはないのですが、猪の被り物の下からあんな綺麗な顔が出てきたら、さすがに驚きますよね。
竈門炭治郎(鼓の屋敷にて)
炭治郎も、善逸と同時に伊之助の素顔を見ています。
「こぢんまりしていて色白でいいんじゃないかと思う」、もちろん良い意味で言っているのですが、どちらかと言えば女の子に対する褒め言葉ですよね。
このあたりが、まだ世間知らずな炭治郎らしいところです。
しかし男の子の伊之助にとっては、むしろバカにされたように聞こえたのかもしれません。
『荻本屋』遣手の女性(遊郭にて)
あの不細工メイクの下の素顔を見抜いたこの遣手(やりて)の女性、すごいですよね。
しかも、おそらくこの時点で遊郭の2大人気花魁だったと思われる『蕨姫(わらびひめ=上弦の陸・堕姫)』と『鯉夏(こいなつ)』よりも売れっ子の花魁にすると意気込んでいます。
たくさんの美女を見てきたプロにそう思われるほど、伊之助の美形度は高かったということでしょう。
しかしこんなに張り切っているのに、本当はイノシシ・・・いや、男の子だったことを知ったら、さぞガッカリすることでしょうね、ちょっと気の毒です。
上弦の陸・堕姫(遊郭にて)
上弦の陸・堕姫は「若くて綺麗な人しか食べない鬼」です。
自分自身がものすごい美人なので、他人の美醜についての判断もとても厳しく、炭治郎と善逸のことはずっと「不細工」呼ばわりしていました。
しかし、そんな堕姫でさえ伊之助の素顔は「美しかった」と言っています。
もしかすると、この堕姫からの「美しかった票」が(他の人からの評価よりも)いちばんポイントが高いかもしれません。
堕姫が鬼になった経緯と遊郭に棲んでいる理由はこちらの記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
上弦の弐・童磨(無限城にて)
上弦の弐・童磨は伊之助の顔を見ると、かつてのお気に入り「琴葉(ことは)」に瓜二つだと気づき、二人が親子だと確信します。
伊之助がまだ赤ん坊だった頃、母親の琴葉はDV夫から伊之助を守るために、伊之助を連れて家を出ています。
そのときに逃げ込んだ先が、童磨が教祖をしている寺院でした。
「綺麗な子で印象に残ってる」
童磨は女を喰うことに執着していたため、たくさんの女性を見てきているはず。
その童磨から見ても、伊之助の母・琴葉は「印象に残るぐらい綺麗な人だった」、つまり、その琴葉とそっくりな伊之助は、やはり「とても綺麗な顔をしている」ということになりますね。
童磨につきましては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、是非ご覧ください。
水柱・冨岡義勇(『鬼滅の宴』にて)
本編ではありませんが、特別朗読劇『鬼滅の宴』で、冨岡義勇が伊之助の素顔に言及している場面がありました。
『鬼滅の宴』は、蝶屋敷で療養していた炭治郎・善逸・伊之助の3人が、蝶屋敷の縁側でこれまでのことをいろいろ話している、という設定のお芝居です。
そして冨岡義勇が蝶屋敷を尋ねてきたとき、たまたま(猪頭をかぶっていない)伊之助だけが縁側に残って座っていた場面で、こんなセリフがありました。
ん?お前の声と、その気配・・・。そうか、那田蜘蛛山で会ったイノシシ頭か。中身はずいぶんと優男(やさおとこ)なんだな。
俺の顔がなんだとコラ!ん?那田蜘蛛山?そうか、お前、あのときの半々羽織か!
そして「俺と勝負しろ!」と騒ぐ伊之助に対し、またこのシーンが繰り返されます。
必要なとき以外は、いや、必要なときさえ言葉足らずな義勇に、素顔を「優男」と言われた伊之助。
やはり猪頭を被っているときとのギャップが大きくて、義勇もそこに触れずにはいられなかったのですね。
『鬼滅の宴』につきましては、こちらで紹介(ネタばれ)しています。
遊郭で不細工にメイクされた理由
当たり前ですが、遊郭では綺麗な女性が望まれます。
そんな場所で、いくら男の子とはいえ、実物よりも不細工なメイクをされたのはなぜだったのでしょうか?
これはおそらく宇髄からの指示によるもので、2つの理由があったと考えられます。
①他の店から声がかからないようにするため
宇髄が炭治郎たちに女装をさせたのは、自分の嫁3人を送り込んでいた『ときと屋』、『荻本屋』、『京極屋』に、それぞれ潜入させるためでした。
つまり、嫁たちを送り込んだ店以外のところから「その子をうちへ」と言われてしまうと厄介だったのです。
特に伊之助はメイクなしでも十分に美形なので、敢えて不細工に見せておく必要があったのでしょう。
炭治郎と善逸は、あそこまで変にしなくても大丈夫だったかもしれませんが(?)誰かが飛び抜けて不細工だと他の子が可愛く見えてしまうので、3人を同レベル(の不細工)にしておかなければならなかったのだと思います。
②不細工な子でも引き取ってもらえる秘策があったため
伊之助の素顔の美しさもさることながら、宇髄の素顔もすごいイケメンでしたね。
この宇髄の超絶イケメンぶりが、不細工な子の売り込みの秘策でした。
単に不細工な子を連れて行っただけでは引き取ってもらえなくても、自分が素顔で頼めば女性陣に承知してもらえる、宇髄はそこまで計算していたと思われます。
遊郭の店は女性の意見が強いことも調査済みだったのでしょう。
派手さを強調している宇髄ですが、地味な調査を続けていたからこその作戦だったとも言えますね。
まとめ
伊之助が美形であることは、最初にその素顔を披露した鼓の屋敷の時点でわかっていたことでした。
それも、禰豆子や胡蝶しのぶのような「可愛い顔」ではなく「美しい顔」。
その美しい顔は、美女がたくさんいる遊郭に入っても霞むことはありませんでした。
伊之助本人は、顔のことに触れられるのは嫌いなようですが、母親にそっくりなその顔のおかげで、自分の過去や母親に愛されていたのを知ることができたのも事実です。
母親からみると「お母さん譲りの美しい顔を好きになってくれるといいな」と、伊之助に対しては思っているのではないでしょうか。
伊之助の母親につきましては、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
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