【鬼滅の刃】無限列車編で大活躍する炎柱・煉獄杏寿郎。
無限列車編での数ある名場面の中で、杏寿郎には、たくさんの名言・名セリフがあります。
今回はその中の一つ、『穴があったら入りたい』について、考察していきたいと思います。
煉獄杏寿郎の名セリフ『穴があったら入りたい』について
『穴があったら入りたい』の意味
穴があったら入りたい
【読み】あながあったらはいりたい
【意味】穴があったら入って身を隠したいほど、恥ずかしくてたまらない様子
引用:故事ことわざ辞典
『穴があったら入りたい』 のシーンは何話に登場する?
『穴があったら入りたい』 のセリフは各媒体で以下のシーン登場します。
媒体 | 登場話 |
---|---|
コミック | 第7巻 第60話 |
テレビアニメ | 無限列車編 【第5話 『前へ』】 |
劇場版 | 無限列車編 |
『穴があったら入りたい』 名セリフの背景
うーん!
うたた寝している間にこんな事態になっていようとは!!
よもやよもやだ
柱として不甲斐なし!!
穴があったら 入りたい!!
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第7巻 第60話
無限列車に現れる鬼の討伐のため、列車に乗り込んでいた杏寿郎。
しかしいつの間にか、下弦の壱・魘夢の血鬼術にかかり、眠らされてしまいます。
本来守らなければならない者たち(炭治郎、伊之助、善逸、禰豆子)よりも後に目を覚ましてしまい、彼らの命の危険にさらしてしまったこと、そして、鬼の血鬼術にまんまとハマってしまった自分を恥じての発言でした。
杏寿郎は、不測の事態とはいえ、まんまと鬼の術中にハマってしまったことを恥じています。
けれど、その言葉とは裏腹に、これから始まる鬼との戦いに向け、力強い闘志と自信に満ち溢れる表情が印象的ですね!
『穴があったら入りたい』 発言後の技は?
杏寿郎は、『穴があったら入りたい』と言いながら、なにか技を繰り出しているようにも見えます。
コミックでは技の描写はないものの、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の映像を確認してみると、杏寿郎は、弧を描くトンネル状の炎の中を一直線に突進し、鬼の一部である肉を斬り刻んでいる様子が伺えました。
弧を描くトンネル状の炎の中を一直線に攻撃を加える様子は、奥義・玖ノ型・煉獄が繰り出されているように見えますが…。
”公式ファンブック鬼殺隊見聞録”の炎の呼吸の記載を参照し、画だけで比較。
奥義 玖ノ型(くのかた)煉獄(れんごく)
灼熱の業火(ごうか)の如き威力で猛進し、轟音とともに相手を抉り斬る。
一瞬にして勝負が決まる、まさに最終奥義。
©吾峠呼世晴/集英社 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録
ちなみにこの技は、奇しくも、杏寿郎の胸に上弦の参・猗窩座の腕が貫通する、あの致命傷を受けた時に繰り出した技です。
どうでしょうか。
少し状態などが違うような気が…。
もう少し、その後の状況を検証してみましょう。
『穴があったら入りたい』の発言後、斬撃を入れながら移動してきた杏寿郎は、炭治郎の元にやってきて、手短に的確な指示を出しました。
そして、”君も気合を入れろ”と言い残し、持ち場に向かい立ち去ります。
その様子がまさに、 『穴があったら入りたい』 発言の後の状態と同じなので、発言後の時も、技を繰り出したのではなく、全集中の呼吸を使って移動しながら斬撃を加えていたのではないかと思います。
技を繰り出す際はかならず「○○の呼吸・○ノ型・○○」と技の名前を言います。
ですが、今回は技名を言ってないので、 『穴があったら入りたい』 発言の後は、技を出していない可能性が高そうですね。
『穴があったら入りたい』 の英訳
I can’t believe it! (よもやよもやだ)
Some Hashira I am!(柱として不甲斐なし!)
If there were a hole…I’d hide in it!(穴があったら入りたい!)
英訳してしまうと、杏寿郎独特の言い回しの個性などが全く無くなってしまい残念ですね!
杏寿郎が、少し古めかしい表現を使うことにより、時代背景や、紳士的な彼の育ちの良さも感じられるので、英訳では言葉の魅力も伝わりづらそうです。
また、海外では直訳されてしまったことにより、卑猥な意味に聞こえたりなど不本意なことも起きているとかいないとか…とても残念です…。
まとめ
今回は、炎柱・煉獄杏寿郎の名セリフ『穴があったら入りたい』について、色々と考察してきましたが、いかがでしたでしょうか。
「鬼滅の刃」無限列車編において、ここから、杏寿郎の本気の戦いが始まったといっても過言ではないほど、重要なシーンですね。
名セリフの数々を、一語一句、記憶し覚えているという方も少なくないのではと思います。
肉体的にも精神的にも鍛錬に鍛錬を重ねたカッコよさを持つ杏寿郎。
そんな彼の、紳士で育ちの良さと上品さを併せ持つ言葉の魅力に、ついつい引き込まれてしまいますね。
コミックやアニメ、映画を観たという方も、ぜひもう一度読み返してみて下さい。
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