【鬼滅の刃】無限列車編において、大活躍する炎柱・煉獄杏寿郎。
自分の責務を全うし、命を懸けて、乗客や炭治郎たち後輩を守り抜いた不屈の精神に感服したという方も多いのではないかと思います。
そんな杏寿郎はどのような幼少期を過ごしてきたのでしょうか。
今回は杏寿郎の幼少期を家族とのエピソードに沿って、ご紹介していきたいと思います。
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煉獄杏寿郎の幼少期・父との思い出

煉獄家は、代々炎の呼吸を受け継ぐ家系であり、炎柱だった父・煉獄槇寿郎(しんじゅろう)から指南を受けていた杏寿郎と千寿郎の様子が、コミック・アニメ・映画の各媒体によって描かれています。

しかし、情熱を持って息子二人に指導をしていた槇寿郎が突然剣士を止め、教えることを放棄してからは、たった三巻しかない指南書を読み込んで自力で柱まで上り詰めました。

杏寿郎の生前には蹲り続け、杏寿郎のことを認めることもなかった槇寿郎は、杏寿郎の「体を大切にして欲しい」という遺言を受けとめてから改心しました。

槇寿郎が剣士を止めてしまってからは、剣術や鍛錬とは別の寂しい思いとの戦いもあったように思います。
煉獄杏寿郎の幼少期・母との思い出

猗窩座との死闘の中、猗窩座の右腕が杏寿郎の胸に貫通する致命傷を受けてしまった杏寿郎は、幼き日の母・瑠火との会話を思い出します。
自分がなぜ人より強く生まれたのか問われる杏寿郎。

弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです
決して忘れることなきように
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻 第64話

病床の母との約束である強き者の責務、これが杏寿郎の真髄であり、生きていく上での信念となります。
剣術での強さを父・槇寿郎から受け継いだとすると、精神的な強さや気高い精神力は母・瑠火から受け継いでいると思われます。

人間の弱さや儚さを愛し守ろうとする不屈の精神。
まだまだ甘えたい幼少期に最愛の母を亡くした杏寿郎だからこそ発言できる、実際に痛いほど感じて生きてきた切ない思いが伝わってきます。

老いることを醜いと捉える人の心の中にも傲慢な鬼の心が芽生えているのかもしれません。

いいですか 杏寿郎
煉獄家は代々続く鬼狩りの一族 炎柱の雅号は我らの誇りでもあります
貴方も父上のような立派な柱を目指しなさい 心に炎を宿すのです
悪鬼を燃やし尽くし 人を優しく照らしだす
心に太陽のような炎を宿した 炎柱になるのです
©吾峠呼世晴・平野稜二/集英社 鬼滅の刃 外伝
外伝でも、大きな桜の下で幼い杏寿郎に母・瑠火が説いているシーンが描かれています。
先の短い母は、自分がいなくなった先、杏寿郎が挫けたとしてもそばで見守ることが叶わない故、何度も何度も、杏寿郎が挫けそうになった時に思い返すことができるよう、炎柱の心得を説いていたのでしょう。
煉獄杏寿郎の幼少期・弟との思い出
弟・千寿郎:兄上 母上が亡くなられてから父上もずっと床に臥したままです
父上も母上のように天国へ行かれるのでしょうか
杏寿郎:ああ そんなこと言わないでくれ 千寿郎
父上もいつかきっと立ち直ってくれる
俺も煉獄家の長男として 強くなる 強くあらねばならない
泣くな 杏寿郎 飲み込まれてしまうな その悲しみもいつかきっと大切な力になる
約束したのだ 母上と 弱き人を助けると 柱になると
©吾峠呼世晴・平野稜二/集英社 鬼滅の刃 外伝
柱になる前の条件である十二鬼月・佩狼の討伐中、弟・千寿郎とのやり取りを回想するシーン。
杏寿郎自身もまだ幼いですが、さらに小さな千寿郎を背負っています。
剣術中、悲しみが押し寄せて、涙がこぼれてきても、千寿郎に背を向け、その姿を見せずに必死に耐える様子も…。

母のいない悲しみを、母との約束や教えを思い返すことで自分を律してきた様子が伝わってきます。


杏寿郎が鬼殺隊初任務に向かう様子が映画「鬼滅の刃」無限列車編の入場特典の煉獄零巻に描かれています。
幼い頃から母の教えを胸に、人を優しく照らし、心に太陽のような炎を宿した炎柱を目指し、鍛錬に鍛錬を重ねてきた杏寿郎に憧れる千寿郎。

血の繋がった兄が杏寿郎のような人物なら、誰でも憧れてしまいますね!

柱になったことを父に報告するも、どうでもいいとあしらわれた際にも、柱になったら認めてもらえますかと問う千寿郎に寄り添う杏寿郎の姿がありました。
お前には兄がいる 兄は弟を信じている
どんな道を歩んでもお前は立派な人間になる!
燃えるような情熱を胸に 頑張ろう! 頑張って生きて行こう!寂しくとも!
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第7巻 第55話
誰よりも父に認められない寂しさを感じている杏寿郎の、千寿郎に対する最大限の優しい言葉が胸を打ちます。
そして、寂しい気持ちを抱えていた杏寿郎自身も、千寿郎の存在に救われたことも何度もあったのでしょう。
身近にいる、守るべき弱き者でもあった幼い千寿郎。
その存在を強い精神力と鍛錬し抜いた肉体で、心身共に守り抜くことも、母との約束であり、杏寿郎の使命となっていました。

兄弟の信頼関係は深く、お互いの存在によって心強く前に進む原動力となってきたのでしょう。
まとめ
杏寿郎はどのような幼少期を過ごしてきたのかについて、家族とのエピソードに沿って、ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
まとめると
- 父・槇寿郎が剣士を止めてからは、剣術や鍛錬とは別の寂しい思いとの戦いもあった
- 母との約束である、強き者の責務が杏寿郎の真髄で、生きていく上での信念となった
- 幼少に母を亡くした杏寿郎は、人間の弱さや儚さを愛し守ろうとする不屈の精神が身に付いた
- 弟の千寿郎を心身共に守り抜くことも、母との約束であり、杏寿郎の使命となっていた
剣士の鑑のような立派で、強く気高い精神は、杏寿郎の育ってきた環境から育まれてきたことがわかりました。
母に甘えたい時に甘えることが叶わなかった杏寿郎を瑠火が迎えに来た時のあの無邪気な笑顔が全てを物語っています。
正しく真っ直ぐに母との約束、母の教えを守り抜き、父を尊敬し続け、自らの努力で柱まで上り詰めた杏寿郎だからこそ、死しても尚、思う人の心の中で生き続けているのでしょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
引き続き鬼滅の刃をお楽しみください。
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