鬼滅の刃・無限列車編において、炎柱・煉獄杏寿郎と上弦の参・猗窩座の死闘は、手に汗握る攻防戦です。
片時も目が離せず、思わず手にグッと力が入ってしまいます。
その死闘のシーンの中で、杏寿郎に痣が発現しているのではという説があるようなので、今回はそちらについて考察していきたいと思います。
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煉獄杏寿郎は痣を発現していた?
痣について
痣について柱合会議で話している時にお館様のお内儀のあまねより、痣についての説明を受けます。
”痣の者が一人現れると共鳴するように周りの者たちにも痣が現れる”
今この世代で最初に痣が現れた方 柱の階級ではありませんでしたが
竈門炭治郎様 彼が最初の痣の者
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第15巻
冒頭ですが、いきなり、杏寿郎が痣を発現していた可能性は断たれました。
炭治郎が最初の痣の者とすると、杏寿郎が無限列車編で痣を発現していた事実はないということになりますね。
また、上弦の肆・伍の討伐の際に痣を発現した、恋柱・甘露寺蜜璃と霞柱・時透無一郎に対して、痣の発現について聞き出します。
炭治郎も蜜璃も具体的な進言ができませんでしたが、無一郎が体験を交えて進言します。
強すぎる怒りで感情の収拾がつかなくなりました その時の心拍数は二百を超えていたと思います
さらに体は燃えるように熱く体温の数字は三十九度以上になっていたはずです
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第15巻
身体的な特徴で表すと、心拍数200以上、体温は39度以上と表現しています。
鬼との闘いでの、怒りや戦闘意欲が倍増するようなことがあったりした場面で決起した時に痣が発現するようです。
杏寿郎の痣の発現は?
無限列車編の中で、杏寿郎に痣が発現しているのではと言われているのは、右頬の部分のことです。
猗窩座の破壊殺・乱式と杏寿郎の炎の呼吸伍ノ型・炎虎がぶつかりあった後のこのシーン。
肩やお腹の部分も同じような模様で表現されていることから、血のようですが…。
杏寿郎自身の血か、もしくは、猗窩座からの返り血の可能性もあります。
その後、猗窩座の破壊殺・滅式と杏寿郎の玖ノ型・煉獄がぶつかり合うと、猗窩座の右腕が杏寿郎の胸に貫通する致命傷を負ってしまいます。
母のことを思い出し奮起した杏寿郎が猗窩座の頸を捉えた場面。
確かに痣の発現の条件である、心拍数が200を超え、体温が39度以上になっていた可能性はあります。
けれど、死を覚悟した杏寿郎の気力と、後輩や乗客を守るという使命感で杏寿郎が決起したからである可能性も捨てきれません。
そして、最期に母に見せた笑顔でも、模様自体の変化は見られないので、杏寿郎に関しては、痣は発現していないのではと思います。
杏寿郎が最初の痣者であったらと思う気持ちもありましたが、痣の発現無しで、一人で猗窩座と戦い、他に犠牲者を出さず戦ったことは本当に凄いことだと改めて思います。
猗窩座との闘いで…
無限城で、炭治郎と水柱・富岡義勇が、上弦の参・猗窩座と戦っている最中、猗窩座の攻撃で義勇が遠くまで蹴り飛ばされてしまいます。
そのことに腹を立てた義勇が痣を発現。
猗窩座:痣が発現 速度が
炭治郎:上がった!!
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第17巻
猗窩座は痣について知識があり、痣の存在や効力などを理解しています。
杏寿郎と戦った時も、もしも杏寿郎が痣を発現していたのなら、そのことに気付いて発言していたはずです。
おしゃべりな猗窩座が黙っていられるわけがないと思います。
なので、やはり、無限列車編で杏寿郎が痣を発現していた可能性は低いというか無さそうです。
まとめ
今回は、杏寿郎が痣を発現していたかを考察してきました。まとめると
- 作中、お館様のお内儀のあまねより、はっきりと炭治郎が最初の痣の者と断言されている。
- 痣のように見えるが、静と動の動きでも変化が無く、杏寿郎の血か、もしくは猗窩座の返り血の可能性が高い。
- 義勇の痣の発現に気が付く猗窩座が、杏寿郎の痣の発現をスルーするわけがないので、あの時は痣は発現していない。
という見解に至りました。
痣の発現の有無ではなく、あの時の杏寿郎の正義感と責任感の強さ、そして立派な最期の雄姿はいつまでも観る人の心の中に生き続けていくと思います。
そんなカッコいい杏寿郎の雄姿を、コミックや映画、アニメなどで、引き続きお楽しみ下さい!!
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