煉獄杏寿郎の炎柱になるまでの過去、炎の呼吸の家系での生い立ちとは?

煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)

劇場版無限列車編にて人気が爆発した、炎柱・煉獄杏寿郎ですがどのような過去や生い立ちがあるのでしょうか?

代々炎の呼吸を受け継ぐ家系に生まれ、炎柱であった父から剣術の稽古を受けて育ち、母は幼い頃に他界してしまいますが、母の言葉は心の芯にしっかりと受け継がれていました。

弟・千寿郎は剣の才能はありませんが、とても心優しく大事に思っています。

そんな煉獄杏寿郎の過去と生い立ちについて詳しく解説していきたいと思います。

煉獄杏寿郎はどのような生い立ちだった?

煉獄杏寿郎は炎の呼吸を代々受け継ぐ名家・煉獄家の剣士です。

煉獄家家系図

父ー槇寿朗(しんじゅろう) 母ー瑠火(るか)
兄ー杏寿郎(きょうじゅろう) 弟ー千寿郎(せんじゅろう)

煉獄家の長男として生まれ剣士としての才能に恵まれていたようです。

剣士としての生い立ちとして申し分ないです。

煉獄杏寿郎の生い立ち母との関係は?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻

煉獄杏寿郎の母・瑠火は、病でほとんど寝たきりの生活を送っていましたが、杏寿郎が子供の頃にこの世を去ってしまうという辛い過去があります。

杏寿郎にとっての母・瑠火の存在は、死の間際にも思い出すほど大切なものでした。

杏寿郎の強き者としての生い立ちにおいて、心の核となる部分にもっとも影響を与えた人物なのでしょう。

そんな瑠火の言葉を紹介しようと思います。

「なぜ自分が人よりも強く生まれたのかわかりますか?弱き人を助けるためです。

生まれついて人よりも多くの才に恵まれた者は、その力を世のため人のために使わねばなりません。

天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません。

弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です、責任を持って果たさなければならない使命なのです。

決して忘れることなきように。」

この言葉は、煉獄杏寿郎の核になっている言葉だと思います。

上弦の参・猗窩座との戦いで深手を負い鬼にならないかと誘われるも、「俺は責務を全うする!」と強い信念をみせましたが、母・瑠火の言葉が根底にあるのでしょう。

上弦の参・猗窩座との戦いの後、炭治郎たちに死の間際杏寿郎が「心を燃やせ」と言葉を送っていますが、どんな苦境に立とうが決して挫けることなく、強く熱く信念を貫く煉獄杏寿郎を象徴する言葉といえるでしょう。

煉獄杏寿郎の生い立ち父との関係は?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック10巻

杏寿郎の生い立ちとして、元柱だった父・槇寿郎から剣術の稽古を受けていたが、母・瑠火が亡くなってから、父が指導を放棄してしまいます。

もともと自身の剣の腕に限界を感じていた父の槇寿郎は、妻の瑠火を失ってから性格が変わってしまいます。

炎柱として尽力していた頃の面影はなく、昼間から自宅に引きこもっては酒を飲み杏寿郎や千寿郎を罵るようになってしまいます。

父がこんなにも堕落してしまっても杏寿郎は、「煉獄家に伝わる三巻しか存在しない炎の呼吸の指南書」を読み込み、自力で剣術を極める事に成功します。

荒む以前は優しくも厳しく稽古をつけていてくれていたからこそ、杏寿郎も剣士としての下地はあったのでしょう。

杏寿郎が炎柱になっても父の投げやりな態度は変わりませんでしたが、杏寿郎はきっと父は立ち直ると信じていました。

煉獄杏寿郎の生い立ち弟との関係は?

©吾峠呼世晴/集英社 コミック8巻

煉獄千寿郎は兄・杏寿郎をとても慕っており心優しい少年です。

おそらく物心つく前に母が亡くなっており、その時点で父も荒んだ中で育ったため杏寿郎と比べ気弱な性格になってしまったのかもしれません。

また、剣術の稽古を杏寿郎につけてもらっていましたが、剣士としての才能は無かったようです。

しかし、杏寿郎は弟をとても大切に思っており、たとえ剣士にならなくても自分の生きたいように生きてほしいと弟の可能性を信じていました。

煉獄杏寿郎が炎柱になるまでの過去とは?

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

鬼滅の刃・煉獄杏寿郎【外伝】で炎柱になるまでの過去が描かれています。

この時点での鬼殺隊での階級は甲(きのえ)であり、隊士の中では柱の次に高い階級です。

柱合会議の招集命令がかかったにも拘らず炎柱である父は「俺はいかない」と動こうとせず、食い下がる杏寿郎に陶器を投げつけてしまいます。

代わりに杏寿郎が柱合会議に出席することになり、お館様より十二鬼月の可能性が高い鬼の討伐を命じられます。

この時点では煉獄杏寿郎の継子であった甘露寺密璃と任務に向かいます。

そこで待ち受けていたのは槇寿郎に強い恨みを持つ下弦の弐・佩狼 (はいろう) でした。

街中に爆弾を仕掛け、杏寿郎を槇寿郎と思い込み異常なほどの怒りをぶつけてくる佩狼に苦戦を強いられるも、最後は奥義「煉獄」にて見事に下弦の弐・佩狼 (はいろう)を討伐しました。

これで、柱への条件を見事にクリアし杏寿郎は無事に炎柱となります。

炎柱になる前からですが、杏寿郎の唯一の継子となったのが恋柱の甘露寺蜜璃です。

甘露寺が使う「恋の呼吸」は「炎の呼吸」から派生したものとなっています。

煉獄杏寿郎の過去と生い立ちまとめ

煉獄杏寿郎は代々炎の呼吸を受け継ぐ家系の長男として生まれる。

父は煉獄槇寿郎、母は瑠火、弟は千寿郎でありました。

剣士としての素質はあり、炎柱の父から稽古をつけてもらい剣士としての下地は培われていました。

父が荒んでしまってからも指南書を読み、自力で炎の呼吸を極める才能の持ち主です。

母は、煉獄杏寿郎が子供の頃に他界してしまいましたが、母の言葉が煉獄杏寿郎の信念になり最期まで母の教えを守り抜きました。

心を燃やし責務を全うした杏寿郎の信念を支えたのは、代々炎の呼吸の家系の生まれであった責任感や炎柱であった父の指導もありますが、母の言葉が特に大きかったのではないでしょうか。

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