【鬼滅の刃 無限列車編】興行収入1位に!!

映画【鬼滅の刃】エンドロールに登場した煉獄杏寿郎のイラストとは

煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」エンドロールは、「それ自体がひとつの作品」と思えるほど、制作スタッフの思いが伝わってきます。

主題歌『炎』(ほむら)のサビの部分が流れるタイミングでイラストが映し出されるのですが、登場人物はこの映画の事実上の主人公である炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)とその家族だけ

エンドロールに描かれていたの煉獄のイラストは、果たしてどんな場面だったのでしょうか。

鬼滅の刃「映画のエンドロール」は必見!

エンドロールで煉獄(れんごく)さんに会える

劇中で最期を迎えた煉獄さん、本編が終わって彼に対するロスを感じている中、エンドロールでもう一度煉獄さんの姿を見ることができます。

すでに懐かしさまで覚えてしまうほど、煉獄さんへの喪失感の大きさを思い知らされます。

イラストは全部で5枚

エンドロールで映し出されるイラストのうち、4枚は原作コミックに出ているもので、1枚目と4枚目が巻頭カットです。

2枚目と3枚目は本編のカットからで、劇中にも出てきていた場面でした。

最後の5枚目だけが原作にはなく、劇場版オリジナルです。

エンドロールで使われているイラストはどのシーン?

1枚目:腕を組んでいる煉獄(れんごく)さん

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第7巻
僕たちは燃え盛る旅の途中で出会い
手を取りそして離した 未来のために
夢が一つ叶うたび 僕は君を想うだろう
強くなりたいと願い 泣いた 決意を餞(はなむけ)に

『第54話 こんばんは煉獄さん』の巻頭

出発ギリギリで無限列車に乗り込んだ炭治郎たちが、車内で煉獄さんに合流する回です。

出発したのが夜だったので、挨拶するなら確かに「こんばんは」なのですが、ひたすら「うまい!」を連呼されて(原作は12回、映画は17回)、実際には「こんばんは」と言う機会を逸しています。

※「うまい!」の回数、映画の方を「12回」→「17回」に訂正しました。(2021.1.7)

コミック最終巻発売日の朝刊にも使われた

この「腕を組んだ煉獄さん」は、コミック第23巻が発売された2020年12月4日の日本経済新聞の朝刊にも載っています。

ただし、新聞では顔の部分のアップのみで腕は写っていませんでしたが。

世間で「理想の上司・先輩」と言われる煉獄さんですから、日経新聞の購読層を意識した人選だったのでしょうね。

2枚目:煉獄(れんごく)家での稽古の様子

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第7巻
懐かしい思いに囚われたり
残酷な世界に泣き叫んで
大人になるほど増えて行く
もう何一つだって失いたくない

父親との思い出

煉獄さんと弟の千寿郎(せんじゅろう)くんが、父親から剣術の指導を受けているカットです。

劇中では煉獄さんの夢の中で出てきますが、これは過去に実際にあった場面を「懐かしく思い出している」シーンです。

先祖代々「炎柱」の家系である煉獄家、剣術を身につけることはこの家に生まれた男子の義務でした。

当時の炎柱だった父の修行は厳しいものだったと思いますが、息子たちを温かく見守る微笑ましい場面になっているのは、この頃の煉獄さんが父からの愛情をとても感じていたからなのでしょう。

現在の父親は変わってしまったから、余計に過去が懐かしい

この場面を煉獄さんが懐かしく思うのは、ただ単に「幼い頃の思い出だから」というだけではなく、「今の父は、この頃とはすっかり変わってしまったから」ということでもあります。

鬼殺隊の柱にまでなった父が、なぜ突然剣士をやめ、酒浸りになってしまったのか、煉獄さんにはその理由がわかりませんでした。

しかしそこで「考えても仕方のないことは考えるまい」と切り替えられるところが、煉獄さんの強さでもありました。

3枚目:母・瑠火(るか)に抱き締められている幼い頃の杏寿郎 (きょうじゅろう)

※この「3枚目」のところだけ、「煉獄さん」ではなく「杏寿郎」と呼ばせてもらいます。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第8巻
悲しみに飲まれ落ちてしまえば
痛みを感じなくなるけれど
君の言葉 君の願い
僕は守り抜くと誓ったんだ

上弦の参(さん)・猗窩座(あかざ)も認めた強さ

上弦の参・猗窩座との戦いの終盤、猗窩座からこう言われます。

「死んでしまうぞ杏寿郎! 鬼になれ!! 鬼になると言え!! 

お前は選ばれし強き者なのだ!!!

コミック第8巻

そのとき、幼い頃に母から言われた言葉を思い出します。

弱き人を助けることは、強く生まれた者の責務です。責任を持って果たさなければならない使命なのです。決して忘れることなきように」

コミック第8巻

これまで母に抱き締めてもらう機会がほとんどなかったのか、このときの杏樹郎は少し戸惑っているように見えます。

そして、母は杏寿郎にこう言い残します。

「私はもう長く生きられません。強く優しい子の母になれて幸せでした

コミック第8巻

母に伝えたかったこと

おそらく、このときの幼い杏寿郎は、ただ黙って母の言葉を聞いていただけだったでしょう。

しかし猗窩座との闘いの中、この母の言葉を思い出した杏寿郎はこう叫びます。

「母上、俺の方こそ 貴女のような人に生んでもらえて光栄だった

コミック第8巻

大人になったからこそ言えた、母への精一杯の感謝の気持ちだったと思います。

4枚目:鎹鴉(かすがいがらす)を肩に乗せた煉獄(れんごく)さん

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第8巻
手を伸ばし抱き止めた激しい光の束
輝いて消えてった 未来のために
託された幸せと 約束を超えて行く
振り返らずに進むから
前だけ向いて叫ぶから

『第66話 黎明(れいめい)に散る』の巻頭

煉獄さんが最期を迎える回です。

自分がもうすぐ死ぬことをわかっていた煉獄さんは、最後に炭治郎を呼び寄せ、静かに話を始めます。

  • 「ヒノカミ神楽」について、煉獄家にある手記に何か記されているかも知れない。
  • 弟には「自分の正しいと思う道を進んでほしい」、父親には「体を大事にしてほしい」と伝えてほしい。
  • 禰豆子を鬼殺隊の一員として認める。
  • 炭治郎・伊之助・善逸の3人がもっともっと成長して、鬼殺隊を支えていくと信じる。

炭治郎たち後輩に、大きな存在感を示していきました。

鎹鴉(かすがいがらす)も煉獄(れんごく)さんの最期を見守っていた

煉獄さんの鴉は、煉獄さんが炭治郎たちに話をしているところを、脱線して止まっていた無限列車の上からずっと見ています。

そして最期を見届けると、目に涙を光らせながら、任務(状況を伝えること)に戻ったのでした。

5枚目:煉獄(れんごく)さんの折れた刀

心に炎を灯して
遠い未来まで……

最後のイラストは劇場版オリジナル

煉獄さんが最後に持っていた「折れた日輪刀」が5枚目のイラストで、原作の画はありません。

刀の刃の部分は猗窩座の首に刺さったまま折られてしまい、陽光から逃げる途中で猗窩座が捨てていますが、持ち手は煉獄さんが最後までしっかりと握っていて、そこから刃の根元部分までは手元に残っています。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第8巻

にちゃんと握っていますね、折れた日輪刀を。

なぜこの折れた日輪刀のイラストを最後に持ってきたのか?

「煉獄さんが最後まで刀を離さなかったという証」、そして「この後に続いていく物語の中で重要な役割を果たす」という伏線でもあります。

この折れた刀に付いている鍔(つば)は、後に炭治郎の日輪刀に付けられることになるのです。

人の命も救った煉獄(れんごく)さんの鍔(つば)

この鍔は、煉獄さんの遺品として、まず煉獄家に届けられます。

そして弟の千寿郎くんが炭治郎に渡し、炭治郎は「新しい刀が出来上がったら、これを付けてほしい」と、刀鍛冶の里にいる少年・小鉄君に預けます。

その小鉄君が上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)に襲われてみぞおちを刺されたとき、懐に入れていたこの煉獄さんの鍔が命を守ってくれたのでした。

原作で「刀鍛冶の里編」を読んだ人であれば、あの鍔を見てこのエピソードを思い出したことでしょう。

©吾峠呼世晴/集英社 コミック第14巻

まとめ

この映画のエンディングは、正に「煉獄さんへのレクイエム」

最後まできちんと見届けて、聞き届けて、お別れしたいです。

また、今回はエンディングで使われたイラストに沿って煉獄さんにフォーカスしてみましたが、歌詞をじっくり聴いてみると、煉獄さん以外のキャラクターにも当てはまるところがあると思います。

それは炭治郎かも知れませんし、もしかしたら猗窩座かも知れません。

最後に、アニメーションもイラストも字幕もない、LiSAさんの『炎』を、じっくり聴いてみてください。

LiSA 『炎』 -MUSiC CLiP-
LiSA 『炎』 -MUSiC CLiP-

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