口元を包帯で覆い、鏑丸という名の白い蛇を連れた蛇柱・伊黒小芭内。
ねちねちとした性格が悪目立ちする小芭内ですが、壮絶な生い立ちから剣士を目指すことになりました。
今回は、そんな小芭内の持つ日輪刀について、色や鍔などの形状をご紹介していきたいと思います。
【蛇柱・伊黒小芭内】日輪刀について
特徴
蛇柱・伊黒小芭内の日輪刀
波打つ刃の特徴的な刀。
うねる太刀筋とあわせて放つ攻撃は強力なものとなる。
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録
「鬼滅の刃」公式ファンブックの鬼殺隊見聞録に、小芭内の日輪刀の特徴について、波打つ刃でうねる特徴的な刀であると記載があります。
蛇柱である小芭内が扱うにふさわしい、蛇のようにうねる形状の日輪刀です。
刃の色
電子版ジャンプの140話で、無限城にて、恋柱・甘露寺蜜璃を鬼の大群から守るシーンで刃の色が確認できます。
小芭内の日輪刀の色は、薄い紫の藤色に近い色のようです。
公開されているアニメ版では、まだ小芭内が日輪刀を抜くシーンは出ておらず、公式での刃の色の記載がない為、色味に関しては推測となります。
蛇の呼吸は水の呼吸の派生で、水の呼吸の剣士である富岡義勇の刃が青色ですので、蛇の呼吸は青系統の刃となっていると思われます。
鍔(つば)
小芭内の日輪刀の鍔は、楕円の形状で、金色の蛇と四葉の葉の装飾が左右非対称に施されています。
蛇柱であり、鏑丸という名の蛇と行動を共にする小芭内にぴったりの装飾ですね。
ちなみに、小芭内は、左右の眼の色が異なるオッドアイで、右目がゴールド(ほとんど見えない)、左目が青緑色で描かれているので、鍔の蛇の装飾とも呼応しています。
刻印
刻印
柱の刀のみ「惡鬼滅殺」と刻まれている
©吾峠呼世晴/集英社 「鬼滅の刃」公式ファンブック 鬼殺隊見聞録
小芭内の日輪刀にも、柱のみに刻まれる「惡鬼滅殺」の文字が確認できます。
ねちねち粘着質な印象の小芭内ですが、無限城での戦いでは、鬼を自身に引き寄せ一掃したり、仲間を気遣うなど、柱として、とても頼もしい行動が多々みられました。
柄(つか)
皮片手巻柄(かわかたてまきづか)
皮紐を螺旋状に巻いた柄。
引用元:【刀剣ワールド】日本刀の柄とは (touken-world.jp)
小芭内の柄は、藤色の鮫皮に紫の皮を螺旋状に巻いた、皮片手巻柄です。
アニメ版では小芭内の柄を確認することができませんでしたが、コミック&電子版の柄は、共に藤色×紫の斜めの縞のように皮を巻き付けているのが確認できます。
小芭内の羽織は、縞模様で、アニメ版は白×黒ですが、コミック&電子版では藤色×黒と配色が異なっています。
柄(つか)の斜めの螺旋状の模様が、羽織の縞模様とリンクしていますね。
鞘(さや)
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 22巻 189話 巻末
愛用の日輪刀は、うねりを帯び、鞘は皮製のもので包むように納刀している。
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐
小芭内の日輪刀の鞘については、コミック版の22巻の巻末ページに詳細が記載されています。
鞘は皮製で包むように納刀し、弱めの磁石で軽く止めています。
皮の色は黒で、蛇の鱗のような紫の装飾が刀身を這うように施されているのが、電子版ジャンプのシーンにて確認できます。
うねるような刀身もさることながら、それを包む鞘までも、とても複雑な構造となっていることがわかります。
小芭内の日輪刀の担当刀鍛冶
鞘の紹介の巻末ページにさりげなく、小芭内の日輪刀の製作者についても触れられています。
小芭内の日輪刀の担当刀鍛冶は、刀鍛冶の里の長・鉄地河原鉄珍(てっちかわはらてっちん)の息子の鉄地河原願鉄です。
残念ながら、願鉄については、作中には登場シーンは無いですが、このような複雑な構造の日輪刀を仕上げることのできる素晴らしい刀鍛冶であることは伝わってきますね。
まとめ
今回は、蛇柱・伊黒小芭内の持つ日輪刀について、色や鍔などの形状をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
まとめると
- 小芭内の日輪刀は、波打つ刃が特徴
- 小芭内の日輪刀の色は、薄い紫の藤色に近い色
- 鍔は、楕円の形状で、金色の蛇と四葉の葉の装飾が左右非対称に施されている
- 小芭内の日輪刀にも、柱のみに刻まれる「惡鬼滅殺」の文字が確認できる
- 小芭内の柄は、藤色の鮫皮に紫の皮を螺旋状に巻いた、皮片手巻柄
- 鞘は皮製で包むように納刀し、弱めの磁石で軽く止めている
- 小芭内の日輪刀の担当刀鍛冶は、刀鍛冶の里の長・鉄地河原鉄珍(てっちかわはらてっちん)の息子の鉄地河原願鉄
ほとんど見えない右目や幼少期に座敷牢に閉じ込められた小柄な体格をカバーする、小芭内の変幻自在な剣技である蛇の呼吸。
その太刀筋を可能にする小芭内の日輪刀も特殊な技術で作製されていますが、日輪刀を扱う小芭内の身体能力があってこそ可能となる攻撃力でもあります。
鬼に養われた汚れた自分の一族を恥じ、ひたすら鬼を憎み、鍛錬を重ねた小芭内は、いくら鬼を倒そうとその汚れた血が浄化することはないと言い切っていました。
無惨を倒して一度死に、生まれ変わりたいと願う小芭内を思うと胸が痛みます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
引き続き鬼滅の刃をお楽しみください。
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