アニメ化をきっかけに、日本を代表するアニメとなった鬼滅の刃には、さまざまな鬼が登場します。
無惨をはじめ、十二鬼月の鬼は敵でありながらもどこか魅力的であり、人気が高いキャラクターも多いですよね。
本編ではたくさんの鬼が登場していますが、実は本編では登場せず、小説版やアニメオリジナルの鬼もたくさんいるのをご存知でしょうか?
今回の記事では、本編に登場しなかった鬼について紹介していこうと思います!
- 本編で登場していない鬼は誰?
- どこで登場しているの?
- 本編で登場していない鬼は何体いるの?
などが気になった人は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。
本編に登場しない鬼は何体いる?
まずは本編に登場してこない鬼を一覧で見てみましょう。
・累の姉の姉(正式な名前は不明)
・切り裂き魔と呼ばれていた鬼(正式な名前は不明)
・カマキリのような鬼(正式な名前は不明)
・姑獲鳥(うぶめ)
・笛の鬼 (正式な名前は不明)
・佩狼(はいろう)
・又造
・泥鬼(正式な名前は不明)
・雨鬼(正式な名前は不明)
・触手の鬼(正式な名前は不明)
・ユウ
本編で登場していない鬼は、10体ほどいました。(2023年10月現在)
小説やアニメオリジナル、ドラマCDでの登場があるためこれからもっと増える可能性はありそうです。
本編で登場していない鬼
ではここからは、本編に登場していない鬼たちを詳しく見ていきましょう!
累の姉の姉
那田蜘蛛山編に登場したアニメのオリジナルキャラクターです。
下弦の伍・累の家族でしたが、家族ごっこに嫌気が差した彼女は、自分よりも後に仲間に加わり、累の姉の役割を与えられた鬼に脱走しようと提案します。
彼女は累の姉のことを本当の妹のように思っており、家族の中では常識的な感性を持っている鬼でした。
しかし、累の姉は自分を守るために彼女が脱走を計画していることを累に報告したのです。
裏切り者とされた累の姉の姉は、累に捕まり、糸で動きが取れないように外に縛り付け、日光に焼かれて消滅しました。
切り裂き魔と呼ばれていた鬼
無限列車編に登場したアニメのオリジナルキャラクターです。
無限列車が停車する鉄道沿線付近にて、切り裂き魔事件が発生しますが、その犯人です。
好き嫌いが激しく、自分好みの人間だけを食べ、美味しくなさそうと判断した人間に対しては、食べることはせずに爪で切り刻むという残虐性を持ち合わせています。
無限列車で乗客が消えるという任務を担当していた煉獄杏寿郎と戦うことになるが、人質を取って煉獄を挑発するものの、自分が斬られたという事も認識できず、首を斬られました。
血鬼術・音速レベルの速度で加速
血鬼術を習得しており、音速レベルで走ることができます。
この血鬼術を使って、一度は柱である煉獄から逃げることに成功しました。
夢の中に出てきた2体目の鬼
無限列車編に登場したアニメ(劇場版)オリジナルキャラクターです。
無限列車で煉獄と合流した炭治郎たちでしたが、突然目の前に鬼が現れます。
鬼は煉獄によってすぐに首を斬られてしまいましたが、別の車両にもう1体鬼がいることに気づき、車両を移動。
2体目の鬼にすぐに伊之助が斬りかかりますが、一瞬の隙をつかれたところを煉獄が救出し、さらに逃げ遅れた乗客も助けることに成功します。
その後、2体目の鬼は煉獄を標的にしますが、あっけなく首を斬られて死亡しました。
カマキリのような鬼
遊郭編に登場したアニメオリジナルキャラクターです。
無限列車での戦いを終えた炭治郎は、単独任務で鬼の討伐任務がやっています。
そこに現れた鬼が、カマキリのような鎌を持った鬼で、炭治郎と戦うことに。
戦いの最中に、鬼である禰豆子が鬼殺隊である炭治郎と一緒に戦っていることに混乱し、2人に圧倒的な力の差を見せつけられ首を斬られました。
姑獲鳥(うぶめ)
公式小説の風の道しるべに登場した元・下弦の壱の鬼です。
空き家の屋敷の近くで、子供が次々と姿を消すという不可解な事件が起き、その犯人です。
屋敷を自分の巣窟とし、自分を討伐に来た隊士たちや子供を誘拐し、捕食していました。
捕らえた子供を拷問し、その後に治療するという事を繰り返し、最終的に衰弱したところを食べるという狂気をはらんだ行動を続けていました。
階級が甲になった不死川実弥と粂野匡近に任務が言い渡され、2人は姑獲鳥との戦いに挑みます。
一時は姑獲鳥の能力に本能され、姑獲鳥は自分のことを母と慕っていた少女を匡近が庇ったチャンスを見逃さず、匡近に致命傷を与えます。
しかし、激怒した実弥によって首を斬られ、死亡しました。
十二鬼月を討伐したことで、実弥は柱に就任することになりました。しかし、一緒に戦った親友でもある匡近はこの戦いで命を落としてしまったのです…。
血鬼術・幻術を見せる
詳細は分かっていませんが、お香の匂いを嗅いだ相手に幻術を見せることができます。
血鬼術の解除が難しいのか、一度術をかけられてしまったものは精神が崩壊してしまい、自殺に追い込まれることもあります。
笛の鬼
煉獄零巻や鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐に登場する鬼です。
煉獄にとって鬼殺隊となって初の任務であり、対峙した際にはすでに笛の鬼の周りには子供の亡骸や、戦いで亡くなった鬼殺隊士の姿がありました。
十二鬼月になることを夢見ており、血鬼術で生み出した魔犬を使って煉獄に攻撃を仕掛けますが、魔犬はすぐに煉獄に斬られてしまい、そのまま鬼の首も斬られました。
血鬼術・笛
笛の音を聞いた相手の神経を狂わせることができ、音を聞いてしまえば思うように動くことができなくなってしまいます。
また、笛を吹くと式神のような魔犬を生み出すことができ、攻撃を仕掛けることも可能。
笛の音で相手の動きを封じ込め、魔犬でとどめを刺すという算段でしたが、亡くなった鬼殺隊士たちは指文字で煉獄に鬼の能力を伝えていたため、煉獄はこれを防ぐことができました。
佩狼(はいろう)
煉獄杏寿郎外伝に登場する元・下弦の弐の鬼で、銃を武器として戦います。
風貌や人間時代の過去から、新撰組の1人であったのでは?と推測されています。
かつて煉獄杏寿郎の父・槇寿郎と戦った際に敗北し、トラウマを植え付けられたことから槇寿郎に復讐することを目的としていました。
槇寿郎をおびき寄せるため、帝都に時限爆弾を仕掛け、血鬼術で生み出したオオカミを使って人を攻撃したところ、槇寿郎ではなく、息子の杏寿郎が現れ、戦闘を開始。
次第に杏寿郎に追い詰められ手持ちの銃の撃ち尽くした時に、一振りの刀が目に止まり、自分がかつて武士として戦っていたことを思い出します。
今までは復讐のために戦っていた佩狼でしたが、杏寿郎を強者と認め、武士としてあたらめて杏寿郎に刀で挑みます。
杏寿郎は炎の呼吸の奥義で佩狼を切り伏せ、佩狼は戦いに満足したような表情で消えていきました。
血鬼術・鹵獲腔(ろかくこう)
影を自由に操ることができる血鬼術です。
影は異次元の空間となっており、触れたものをため込んだりすることも可能で、佩狼は多数の銃火器を影の中に入れていました。
鬼にしては珍しく、銃火器たちは自身の肉体から生み出したものではありません。
また陰から狼を生み出して攻撃する影狼(かげろう)や、全身に影を纏い、自身を強化する戦禍陣狼(せんかじんろう)という血鬼術も使います。
又造
冨岡義勇外伝に登場する鬼で。鬼になる前はマタギとして生活していました。
山に入ったときに行方不明になり、経緯は不明ですがその時に鬼にされてしまいました。
又造が育ての親である八重は、鬼となってしまった又造を倒すために山に入りますが、鬼になってしまった又造に返り討ちにされてしまいます。
しかし、任務で来ていた冨岡義勇と戦闘になり、首を斬られて死亡します。
消滅する直前に、又造は八重に向けて「生きろ」という言葉を残しており、冨岡によって八重に伝えられました。
泥鬼
オリジナルドラマCD・煉獄杏寿郎の使命に登場した鬼です。
鬼の中では珍しく、雨鬼と手を組み、計画的に人々を襲っていたのです。
柔らかい体の造りをしていて、相手の攻撃を吸収するという力を持っていました。
一度は、まだ柱になる前の甘露寺の攻撃を無効化して見せましたが、炎柱である煉獄と継子の甘露寺の攻撃を食らい、ダメージを無効化することはできずに消滅しました。
雨鬼
オリジナルドラマCD・煉獄杏寿郎の使命に登場した鬼です。
自分のことを美食家と言っており、好んで女子供を狙って食べていました。
雨鬼が降らした雨に触れてしまうと、体を動かすことができなくなるという血鬼術を持っています。
甘露寺の動きを止めることには成功しましたが、煉獄のスピードにはついて行くことはできず、瞬殺されてしまいました。
触手の鬼
オリジナルドラマCD・忘れじの一刀に登場した鬼です。
血鬼術を使うことができなかったため、まだ鬼殺隊に入隊したばかりの冨岡に攻撃を当てることができませんでした。
ユウ
オリジナルドラマCD・忘れじの一刀に登場した鬼です。
ドラマCDに登場する「ハルオ」という少年の弟でしたが、ある日鬼になってしまいます。
ハルオはユウが鬼になったとは認めず、冨岡から何度もユウに近づくなと忠告されていましたが、近づいてユウに食べられてしまいます。
冨岡はユウの首を斬り、ハルオを助けようとしましたが、ハルオはそのまま息を引き取りました。
鬼滅の刃の1話にて、炭治郎は禰豆子は人を喰わないと冨岡を必死に説得するシーンがあります。それに対して冨岡は、「昔同じようなことを言って喰われた人がいた」と言ってしましたが、これがおそらくハルオをユウのことを意味していたのでしょう。
まとめ
鬼滅の刃の本編に登場しない鬼について解説しました。まとめると…
名前 | 概要 |
累の姉の姉 | 那田蜘蛛山編のアニメオリジナルキャラクター |
切り裂き魔の鬼 | 無限列車編のアニメオリジナルキャラクター |
夢に出てきた2体目の鬼 | 無限列車編のアニメ(劇場)オリジナルキャラクター |
カマキリのような鬼 | 遊郭編のアニメオリジナルキャラクター |
姑獲鳥(うぶめ) | 小説版・風の道しるべのキャラクター |
笛の鬼 | 煉獄零巻のキャラクター |
佩狼(はいろう) | 煉獄杏寿郎外伝のキャラクター |
又造 | 冨岡義勇外伝のキャラクター |
泥鬼 | ドラマCD・煉獄杏寿郎の使命のキャラクター |
雨鬼 | ドラマCD・煉獄杏寿郎の使命のキャラクター |
触手の鬼 | ドラマCD・忘れじの一刀のキャラクター |
ユウ | ドラマCD・忘れじの一刀のキャラクター |
ドラマCDや番外編だけでなく、アニメでもオリジナルキャラクターが多く登場していることが分かりました。
もしかしたら、これから続く柱稽古編や、無限城編でもオリジナルキャラクターが登場するかもしれませんね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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