炎柱・煉獄杏寿郎の家族(父、母、弟)~不屈の闘志を燃やした杏寿郎の原点とは?

煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)

「鬼滅の刃」無限列車編で活躍する炎柱・煉獄杏寿郎。

最後の最後まで諦めず、乗客や後輩たちを守り抜いた姿が目に焼き付いている方も多いと思います。

今回は、そんな杏寿郎の原点である『家族』について、ご紹介していきたいと思います。

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煉獄杏寿郎の家族

煉獄杏寿郎の家族構成

関係名前
煉獄槇寿郎(しんじゅろう)
煉獄瑠火(るか)
煉獄千寿郎(せんじゅろう)
  • 炎の呼吸を代々受け継ぐ家系
  • 日の呼吸に関すると思われる「歴代炎柱の書」を先祖代々管理している。

父・煉獄槇寿郎(しんじゅろう)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

ダメ父イメージの強い杏寿郎の父・槇寿郎ですが、実は、杏寿郎の剣技の手本であり、源は槇寿郎です。

アニメ「鬼滅の刃」無限列車編の第1話で、杏寿郎が助けた駅弁屋さんのおばあさんが、20年前に命を助けてもらった剣士を杏寿郎の動きにシンクロさせて思い出すシーンがあります。

20年前の剣士とは、まさしく当時炎柱だった槇寿郎で、構えや動きが完全に杏寿郎とシンクロしています。

アニメ「鬼滅の刃」無限列車編の第1話の、この槇寿郎のシーンは本当に一見の価値があるシーンです。

観たことの無い方もある方も、ぜひ発売中のBlu-ray&DVDや、動画配信サービス等で観てみて下さい!

杏寿郎の剣技の原点がココにあります。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第7巻

幼い頃は熱心に杏寿郎と千寿郎に剣技を教えていた槇寿郎。

槇寿郎が教えるのを途中で止めてからは、杏寿郎は、たった3巻しかない炎の呼吸の指南書を頼りに柱まで上り詰めました。

けれど、杏寿郎は、秘かにずっと槇寿郎の現役時代の姿に憧れを持ち、目標にして鍛錬を続けていたことを証明するシーンです。

自分の無能さと妻の死をきっかけに酒浸りとなり、蹲り続けていた槇寿郎は、杏寿郎の遺言”体を大切にして欲しい”を受け取ったことを機に、蹲るのを止め、前を向き始めました。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第17巻

無限城の戦いの最中、鬼殺隊当主となった産屋敷輝利哉の護衛として、元音柱・宇髄天元と共に槇寿郎が登場します。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第17巻

酒浸りの頃のやさぐれた様子が一切ない、槇寿郎のこの表情を観ると思い出すシーンがあります。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第15巻

柱稽古に後ろ向きになる義勇と向き合う炭治郎。

義勇が錆兎に対して抱いている思いは、自分にとっては杏寿郎に対しての気持ちと同等だと共感するシーンでの一コマです。

冷静さを取り戻した槇寿郎に杏寿郎の面影を見るのは本来なら順番が逆なのですが、やはり親子、血は争えないですね。

ちなみに、槇寿郎・杏寿郎・千寿郎に共通するあの髪色について、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の入場者特典 鬼滅の刃零巻に記述があります。

煉獄家には古くから観篝(かんかがり)というしきたりがあり、子供を授かった妻は、お腹に赤ちゃんがいる間、7日おきに2時間ほど大篝火を見ます。

それにより煉獄家男子の髪色は焔(ほむら)色になるそうです。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の入場者特典 鬼滅の刃零巻

あの個性的な髪色は遺伝によるものではなく、煉獄家に伝わるしきたりだったのですね。

けれど、杏寿郎の穏やかな表情は槇寿郎のそれにとてもよく似ています。

母・煉獄瑠火(るか)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

瑠火:なぜ自分が人よりも強く生まれたかわかりますか

杏寿郎:わかりません

瑠火:弱き人を助けるためです

生まれついて人より多くの才に恵まれた者は その力を世のため人のために使わねばなりません

天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません

弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です

責任を持って果たさなければならない使命なのです

決して忘れることのなきように

杏寿郎:はい!!

母、瑠火の傍らで寝る弟・千寿郎は3~4歳くらいでしょうか。

杏寿郎も8~9歳前後の幼さの残る表情で、母・瑠火の話を聞いています。

杏寿郎が猗窩座との死闘の最中、猗窩座の腕が杏寿郎の胸に貫通する致命傷を負った後に回想するシーンです。

猗窩座に”お前は選ばれし強き者なのだ”と執拗に鬼になれと誘われました。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻

瑠火:私はもう長くは生きられません

強く優しい子の母になれて幸せでした あとは頼みます

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻

この言葉に杏寿郎はさらに奮い立ち、致命傷を負いながらも、さらに猗窩座の頸を狙い攻撃を始めます。

杏寿郎:母上 俺の方こそ貴女のような人に生んでもらえて光栄だった

母・瑠火の教えであり約束でもある、”強き者の責務”、この約束を守る為に杏寿郎は鍛錬に鍛錬を重ね、どんなことがあろうと前を向いて、ひたむきに頑張ってきたのでしょう。

杏寿郎の名セリフ、”俺は俺の責務を全うする”とは、まさにこの”強き者の責務”を全うすることを意味しており、杏寿郎の精神の真髄となることなのです。

200名近い無限列車の乗客と炭治郎たち鬼殺隊の後輩の命を守り抜き、遺される者に気遣いを見せた後、杏寿郎の眼には、亡き母・瑠火の姿が見えてきます。

母上 俺はちゃんとやれただろうか

やるべきこと果たすべきことを全うできましたか?

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻
©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻

不安そうに尋ねる杏寿郎の、母の返答を聞いた後のこの満面の笑顔は、本当に穏やかで嬉しそうな20歳の青年の年相応の笑顔です。

杏寿郎の強靭な精神力の源は、母の教えであり、約束でもあり、杏寿郎は、それを見事に最後の最後まで貫き、守り抜きました。

弱き者を守る責務、その為の稽古や鍛錬、杏寿郎の全てが、悲しくも報われた瞬間でもありました。

弟・煉獄千寿郎(せんじゅろう)

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

杏寿郎は、柱になったことを父・槇寿郎に報告しに行った時のことを、下弦の壱・魘夢の血鬼術で眠らされた夢の中で回想します。

柱になったことを槇寿郎が喜んでくれたか、自分も柱になったら喜んでもらえるかを不安そうに尋ねる弟・千寿郎に杏寿郎が答えるシーンです。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第7巻

正直に言う 父上は喜んでくれなかった!

どうでもいいとのことだ しかし!そんなことで俺の情熱は無くならない!

心の炎が消えることはない!

俺は決して挫けない そして千寿郎 お前は俺とは違う!

お前には兄がいる 兄は弟を信じている

どんな道を歩んでも お前は立派な人間になる!

燃えるような情熱を胸に 頑張ろう!頑張って生きていこう!寂しくとも!

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第7巻

千寿郎に明るく伝えながら、杏寿郎自身も気持ちを奮い立たせている様子に胸がつまる思いがします。

けれど、”お前は俺とは違う”からのくだりに、杏寿郎の澄み切った弟への優しさが込められていて、本当に素晴らしい兄ですし、ここでも母・瑠火との約束をしっかりと守る姿が見られますね。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻

杏寿郎は、猗窩座との死闘の末、自分の命が残り少ない中、家族への遺言を炭治郎に託しました。

幼い頃からずっと守り続けてきた千寿郎を遺して、先立たなければならない杏寿郎の心中を思うと言葉になりません。

一番身近な弱き者であり、守るべき家族の千寿郎。

その傍には、いつも優しい声をかけ、励ます杏寿郎の姿がありました。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第8巻

炭治郎から杏寿郎の遺言を聞いた千寿郎は、自分には剣術の才がなかったことを炭治郎に伝えます。

そして、杏寿郎が炭治郎に伝えた”歴代炎柱の書”が、槇寿郎によってズタズタに切り裂かれていた為、その修復と、炭治郎の知りたがっている、ヒノカミ神楽について他の書物も調べてみると約束しました。

そして、千寿郎は別れ際、炭治郎に、”きっとあなたを助けてくれます”と杏寿郎の日輪刀の鍔を託すのでした。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第17巻

炭治郎が、杏寿郎を死に追いやった相手である猗窩座と戦っているシーンで、杏寿郎に祈る、千寿郎の姿が…。

炭治郎と約束をした、”歴代炎柱の書”に記された、始まりの呼吸について調べた手紙を千寿郎は炭治郎に送っていましたが、炭治郎がそれを受け取る前に戦闘が始まってしまいます。

杏寿郎からの遺言を受け取った槇寿郎は前を向き、本来の姿へと改心しました。

その後は、千寿郎との関係も修復されている様子が、千寿郎の父の安否を気に掛ける様子からも伝わりますね。

杏寿郎が生きている時にこのような関係ができていたらと思ってしまいますが…。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第18巻

千寿郎の預けた杏寿郎の鍔を付けた日輪刀で、猗窩座の頸を斬る炭治郎。

因縁の相手である猗窩座の頸を斬った炭治郎。

その鍔には杏寿郎のものがついていて、胸を打ちますね。

杏寿郎は姿形はなくとも、戦いの中で幾度となく炭治郎に力を与え続けていました。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第21巻

その後、炭治郎は、千寿郎から受け取った手紙と、自分の父の言葉”正しい呼吸ができれば炭治郎もずっと舞える”をヒントに、無惨に立ち向かいます。

剣術では鬼殺隊として参加できなかった千寿郎も、文献の研究をすることで、炭治郎をサポートし、立派に貢献していきます。

杏寿郎も弟の新たな道を応援する言葉を遺してくれました。

頼りなかった千寿郎も悲しみを乗り越え、兄の言葉を胸に、自らの力で前を向いて歩き始めることができたのでしょう。

©吾峠呼世晴/集英社 鬼滅の刃 第23話

鬼舞辻無惨の討伐を終え、鬼のいない世界になり、炭治郎のお見舞いに蝶屋敷に現れた、仲の良い様子の千寿郎と槇寿郎親子の姿がありました。

この様子を見ると、この親子はもう大丈夫と安堵の気持ちになりますね。

長く遠回りをしましたが、きっとこの先は、どんなことがあっても、絆の深い親子関係を続けていくことでしょう。

それは、瑠火や杏寿郎の願いでもあると思います。

きっと二人も安心して、見守っていることでしょう。

まとめ

今回は、杏寿郎の原点である『家族』について解説しました。

強靭な肉体と精神を持った杏寿郎。

剣技など肉体に関しては父・槇寿郎を、精神力に関しては母・瑠火の影響を受け、また目標にし、日々鍛錬に鍛錬を重ね、不屈の闘志を燃やし続けました。

両親の教えを元に、幼い頃から杏寿郎が大切に守り続けた千寿郎も、しっかりと兄の意思を受け止め、自らの信じる道を歩き始めました。

杏寿郎が千寿郎に掛けた言葉は、自らが言ってほしかったことを含んでいるのではと思う場面もありましたね。

最後には、杏寿郎の思いや努力が報われました。

生きていて欲しかったという願いは消えることはありませんが…。

今回ご紹介しきれなかった家族のエピソードもまだまだありますので、それはまたの機会に。

それでは引き続き、鬼滅の刃をお楽しみください。

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