よく来たね、
私の可愛い剣士(こども)たち。
みなさん【鬼滅の刃】日々感じてますか?
心をド派手に燃やして想いを紡(つむ)いでいますか?
さて、今回の記事は、鬼殺隊(きさつたい)の頂点に立つ当主(とうしゅ)、お館様(やかたさま)こと、産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)に注目したいと思います。
- 「お館様」の正体が知りたい
- 「お館様」の過去が知りたい
- 「お館様」と鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)との関係は?
など、『お館様・正体・過去』についてまとめました。
題して、
【鬼滅の刃】
お館様・正体・過去。
産屋敷(お館様)と
鬼舞辻無惨の関係は?
として【鬼滅の刃】『お館様・正体・過去』についてご紹介します。
画面に[全集中!]でお付き合いください。
TVアニメ【鬼滅の刃】のみ閲覧の方は、“ネタバレ注意”です。
【鬼滅の刃】お館様・正体・過去
お館様のお成(な)りです
襖(ふすま)の奥から、お館様が現れたと同時に、鬼殺隊(きさつたい)最高位の剣士(けんし)である[柱(はしら)]たちが、一斉(いっせい)に膝(ひざ)まづく姿がとても印象的でした。
[鬼殺隊柱合裁判(ちゅうごうさいばん)]では、裁判(さいばん)にかけられた炭治郎(たんじろう)も、お館様に膝(ひざ)まづく[柱]たちを見て、目を見開いていました。
お館様におかれましれも、
御壮健(ごそうけん)で何よりです。
益々(ますます)の御多幸(ごたこう)を
切(せつ)にお祈(いの)り申(もう)し上げます。
6巻・第46話[お館様]
お館様の初登場は、単行本2巻の第8話[お兄ちゃん]の最終選別(さいしゅうせんべつ)終了後で、「“5人”も生き残ったのかい、優秀(ゆうしゅう)だね」と後ろ姿で登場し、怪(あや)しげにカラスを撫(な)でていました。
単行本6巻の第45話[お館様]で再登場した際に、お館様の素顔が明(あき)らかになりました。
鬼殺隊の頂点に立つ当主「お館様」
名前 (ふりがな) | 産屋敷耀哉 (うぶやしきかがや) |
年齢 | 23歳 |
役職 | 鬼殺隊最高責任者 |
氏家 | 産屋敷家97代目当主 |
家族 | [妻]あまね [息女(そくじょ)]にちか・ひなき [子息(しそく)]輝利哉(きりや) [息女]くいな・かなた |
CV | 森川智之(もりかわとしゆき) |
[*息女(そくじょ)…娘、特に、身分のある人の娘。また、他人の娘を敬(うやま)っていう語。]
[*子息(しそく)…男の子。むすこ。他人の子にいう。]
お館様(産屋敷耀哉)・能力
人に安堵感をもたらす「声」
- お館様・産屋敷耀哉の声音(こわね)は、現代で言うところの“F分の一(1/F)揺(ゆ)らぎ”で発声(はっせい)し、話す相手を心地(ここち)良くさせ、安らぎを与(あた)える。
- 彼の声を聴(き)いた者は、心が落ち着くと共に不思議な高揚感(こうようかん)を与(あた)えられ、心服(しんぷく)する。
[*律動(りつどう)…規則的にある動きが。]
[*心服(しんぷく)…心から尊敬(そんけい)して従(したが)うこと。]
初めてお館様の声を聞いた炭治郎は、
何だろう、この感じ。
ふわふわする…。声?
この人(お館様)の声のせいで、
頭がふわふわするのか?
不思議な高揚感(こうようかん)だ……!
6巻・第46話[お館様]
と、お館様の声を「ふわふわする」「不思議な高揚感」と表現し、[炎柱(えんばしら)]煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)は、
不思議な声色(こわいろ)だ。
穏(おだ)やかな春風に身を預(あず)けているような気持ちになる。
【鬼滅の刃】外伝[煉獄杏寿郎外伝]
と、お館様の声を「穏やかな春風に身を預けているような」と表現した。
予知能力に近い「先見の明」
- 産屋敷家の人間は「特殊な声」に加(くわ)え、代々“未来予知(みらいよち)”と言えるレベルの非常に優(すぐ)れた『先見の明(せんけんのめい)』を持っている。
- 産屋敷家は、その能力を使って代々、莫大(ばくだい)な財産(ざいさん)を築(きず)き、家や鬼殺隊の危機(きき)を幾度(いくど)となく回避(かいひ)してきた。
- 当代の当主のお館様・耀哉(かがや)は、特にその能力が強く、その力を以て鬼殺隊の指針(ししん)を決定してきた。
恐(おそ)らく無惨を滅(ほろ)ぼせるのは…日の光のみではないかと思っている……。
君が頸(くび)を破壊(はかい)しても彼(無惨)が死ななければ、日が昇(のぼ)るまでの持久戦(じきゅうせん)となるだろう……。
16巻・第139話[落ちる]
お館様(産屋敷耀哉)・過去
さて、お館様・産屋敷耀哉には「特殊な声」や「先見の明」という、“特別な力”があったにもかかわらず、なぜ、短命(たんめい)なのか、お館様の過去と病(やまい)について見ていきます。
- お館様・産屋敷耀哉は、元々複数の男の兄弟がいたが、病気により亡くなり、唯一(ゆいいつ)生き延(の)びたのが、耀哉であった。
- また父である先代(恐らく96代目当主)は繊細(せんさい)な人で、多くの隊士達の死に耐(た)え切れず、19歳で自殺した為に、当時4歳だった耀哉が当主の座に就(つ)いた。
- 以来、耀哉は19年間、鬼殺隊の当主「お館様」を務(つと)めてきた。
4歳で鬼殺隊の「お館様」だって。驚(おどろ)き。
ワタシが4歳のころは「しいたけ」のことを「たけし!」って叫(さけ)んでたよ。
誰得情報だよ、その話。
※[誰得]は「誰が得するんだよ」の略です。
お館様(産屋敷耀哉)・病気
お館様・産屋敷耀哉の額(ひたい)を中心に、“火傷(やけど)のようなただれ”が広範囲(こうはんい)にあります。
しかし、実際は火傷ではなく、産屋敷一族の「呪い」によるもので、代々一族の人間を蝕(むしば)んできました。
耀哉の場合、額にただれがあるときにはすでに失明(しつめい)しており、病状が進むと床(とこ)に伏(ふ)せて吐血(とけつ)する状態までに陥(おちい)り、最終的には死を招くとされています。
- 産屋敷耀哉の体調不良や焼けただれたような痣(あざ)の原因は、厳密には病気ではなく「呪い」。
- 産屋敷家は一族から鬼を出してしまった「呪い」として、代々身体が弱く短命を宿命づけられていた。
- 「30歳を迎えるまでに死ぬ」という言い伝えは、産屋敷耀哉も例外ではなく、「呪い」は彼の身体を蝕(むしば)んでいく。
[岩柱(いわばしら)]悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)と出会った14歳の頃は普通の少年でしたが、[音柱(おとばしら)]宇髄天元(うずいてんげん)の入隊時には顔の変色が始まっており、[風柱(かぜばしら)]不死川実弥(しなずがわさねみ)が[柱]に就任(しゅうにん)した際には顔の上半分ほとんどが変色してしまっていた。
お館様(産屋敷耀哉)と鬼舞辻無惨
鬼の始祖である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)は、もとは1,000年ほど前の平安時代に生きる貴族階級(きぞくかいきゅう)の人間でした。
後(のち)にこの貴族は「産屋敷家」と繋(つなが)っていきます。
鬼の討伐(とうばつ)を悲願(ひがん)としている産屋敷一族にとって、その元凶となっている無惨の存在は「唯一の汚点」。
つまり、産屋敷耀哉と鬼舞辻無惨は「同じ血筋」を引いているのです。
症状の原因は無惨に関わる呪い?
産屋敷一族が病弱で短命なのも、一族から「無惨という化け物(鬼)を出してしまった」ことへの「呪い」だとされています。
ある神主(かんぬし)から、「無惨を倒すために心血(しんけつ)を注(そそ)げば一族が絶(た)えることはない」と言われて以降、一族は神職(しんしょく)の家系から嫁(よめ)をもらい懸命(けんめい)に鬼と戦い続けてきたのです。
鬼舞辻無惨が鬼になった理由・過去についてはこちらの記事をどうぞ。
【鬼滅の刃】お館様から[柱]にかけた言葉
お館様はいつも、その時、人が欲しくてやまない言葉を、かけてくださるお方だ。
お館様から[音柱]宇髄天元へ
つらいね天元。君の選んだ道は。
(略)
様々な矛盾や葛藤(かっとう)を抱(かか)えながら君は、君たちは、それでも前を向き、戦ってくれるんだね。人の命を守るために。
ありがとう。君は素晴らしい子だ。
10巻・第87話[集結]
お館様から[霞柱]時透無一郎へ
君は必ず自分を取り戻せる、無一郎。
混乱しているだろうが今は、とにかく生きることだけを考えなさい。
生きてさえいればどうにかなる。
失った記憶は必ず戻る。
心配はいらない。
きっかけを見落とさないことだ。
些細(ささい)な事柄(ことがら)が始まりとなり、君の頭の中の霞(かすみ)を鮮(あざ)やかに晴(は)らしてくれるよ。
13巻・第108話[時透くんありがとう]
杓子定規(しゃくしじょうぎ)に物を考えてはいけないよ、無一郎。
確固(かっこ)たる自分を取り戻した時、君はもっと強くなれる。
14巻・第118話[無一郎の無]
[杓子定規(しゃくしじょうぎ)…何事にも同じ基準を適用しようとする、融通(ゆうずう)のきかないやり方や態度を指す意味で用いられている語。もともとは、誤(あやま)った基準によって物事を判断する、という意味の表現。]
お館様から[恋柱]甘露寺蜜璃へ
素晴らしい。君は神様から特別に愛された人なんだよ、蜜璃(みつり)。
自分の強さを誇(ほこ)りなさい。
君を悪く言う人は皆(みんな)君の才能を恐(おそ)れ、羨(うらや)ましがっているだけなんだよ。
14巻・第124話[いい加減にしろ バカタレ]
お館様から[岩柱]悲鳴嶼行冥へ
君が人を守る為(ため)に、戦ったのだと、私は知っているよ。君は人殺しではない。
16巻・第139話[落ちる]
お館様から[風柱]不死川実弥へ
匡近(まさちか)が死んで間もないのに、呼んでしまってすまなかったね。
兄弟のように仲良くしていたから、尚更(なおさら)つらかっただろう。
19巻・第168話[百世不磨]
お館様から[柱]剣士(こども)たちへ
刀は振(ふ)ってみたけれど、
すぐに脈(みゃく)が狂(くる)ってしまって、十回もできなかった。
叶うことなら私も、君たちのように、
体一つで人の命を守れる強い剣士(けんし)になりたかった。
けれど、どうしても無理だったんだ。
つらいことばかり、
君たちにさせてごめんね。
19巻・第168話[百世不磨]
最後の「つらいことばかり君たちにさせてごめんね」は毎回泣ける。
【鬼滅の刃】のセリフ(名言)を見るたびに、お涙ポロポロ、ウルウルしちゃってます。
<おまけ>お館様へのご挨拶は誰がする?
[柱合会議(ちゅうごうかいぎ)]での、[柱]たちからのお館様へのご挨拶(あいさつ)は、『早い者勝ち』なので、実はみんな、お館様が来るまでソワソワしてたらしい。
お館様におかれましれも、
御壮健(ごそうけん)で何よりです。
益々(ますます)の御多幸(ごたこう)を
切(せつ)にお祈(いの)り申(もう)し上げます。
6巻・第46話[お館様]
ありがとう、実弥。
私が言いたかった。
お館様にご挨拶…。
“お館様へのご挨拶”の言葉の意味。
これらを少しかみ砕(くだ)いた言い方にすると、
「今もすごくお元気そうですが、これからもっと元気で幸せに過(す)ごされることを、心からお祈(おいの)りしています」となりますかね。
そして、早い者勝ちで、見事?お館様への挨拶を畏(かしこ)まって、喋(しゃべ)り出した不死川実弥(しなずがわさねみ)に対して炭治郎は、
知性も全く無さそうだったのに、すごいきちんと喋り出したぞ。
と、心の中でつぶやいたとさ。
めでたしめでたし。(笑)
まとめ
今回は、【鬼滅の刃】お館様・正体・過去。産屋敷(お館様)と鬼舞辻無惨との関係は?として【鬼滅の刃】『お館様・正体・過去』についてご紹介しました。
今回はここまでです。
最後まで[全集中!]でお読みいただきありがとうございました!
それではまた、お館様・産屋敷耀哉様のご活躍の時まで。
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